2006/02/16(木)20:11
●今更に『アルジャーノン』
短編の方なんですけどね。たまたま図書館にあって、ふと気になったので読んでみました。
今更にダニエル・キイス?と言うなかれ。
本に流行を作っているのは流通の人たちだけで、読みたいときがその本に出会う一番の吉日なんだよ、って私は思っているので。
(文庫版はこちら)
読んでみて、ああ、長編にしとかなくてよかったかも、と思った。
『心の鏡』『ロウエル教授の生活と意見』『限りない慈悲』……いろんな物語がキイスの中であって、その中であの『アルジャーノンに花束を』が生まれてきたんだな、って実感できたから。
……当たり前の話と言ってしまえばそれまでだけど、でも、それを感じられるかどうかって、私にとってはとても大切なんじゃないかな、と思ったりもするから。
類友なのか、何なのか、私の周りは私も含めてやっぱりいろいろと心のいろいろで迷っていく人が多かったりするから。
そんな気持ちをこの身に受けて、感じ取って、いろいろ考えて。
それでこそ、こうやって私が本を読んでその身に落としていく、そんな事の意義があるんじゃないかなー、そう思ったりもするのだ。
独りよがりかなー。わからないけど。
でも、いつかは「活きる」事だと信じたい。
そういえば、日本版でユースケ・サンタマリアがやっていたやつって、あれ、どういう感じなんだろう。ふと気になりました。
06/04/6追記:
行間開けタグ挿入の為更新。本文変更は無し。