2008/07/27(日)01:34
裁判が終わった(1)
昨日からペンシルバニアへ里帰り(主人の実家)。
次の日7月1日(火)は主人と私とでFederal court((州)連邦裁判所)へ出廷した。
私たちは市役所から「ハラスメント(嫌がらせ)」を受けていた。
私たちはもう一組の家族と一緒に、ペンシルバニアの小さな町の市役所を訴えていた。
今日はお金。賠償金額の話し合い。
こちらの今日提示する金額は400万。なのだが・・・・・。
この町にはこのようなものがあります
この「パラゴータ」という町のシンボルマークにもなっている塔。
昔はホテルだった。この塔が建っている山の坂道で昔、初めて車のエンジンテストが行われた。
毎年夏にこの山道の坂でスピードレースが行われる。
ちなみにこの町で去年アイススケートの世界選手権が行われた。
この町には不思議はルールがあった。
税金とは別に家のライセンス料(許可証)を年間50ドル納めなければならない。
「はっ?自分の家にどうしてライセンスがいるんだ 自分の買った家だ」
キューバンアメリカンの主人は、たった年間50ドルのライセンス料に疑問を持ち、市役所に聞いた。 市からはまともな回答はなく、憲法違反だとして訴えた。
町の裁判所ではもちろん負けたが、上告して勝った。
それから、市の嫌がらせが始まった・・・・・
私たちはその町に住んでいた。小さな家を2件持っていた。(2軒とも無事に売れた)
1軒はアパートとして人に貸していた。
もう1軒には自分達が住んでいたが、主人の出張でフロリダへ行くことになったので空き家。
ある日、市の職員が家の中をチェックする というのだ。うちの主人は激怒した
「警察でもないのにどうして市役所の人間が自分の家の中を確認するのか
ここはコミュニズムカントリーか(社会主義国家) 絶対に許さない 」
と、フロリダからペンシルバニアに飛んで戻った。
市役所の人間が人に貸しているアパートへ来る日に、
家の前でビデオカメラを撮影する父と一緒に市の職員を待った。(後にこの様子の一部始終をWebサイドで公開した)
最初は1人来たが、主人が
「No!!裁判所の令状を見せてくれ」
から始まり、3人、4人、最後にはスーパーバイザーを含め7人の市役所の職員が続々と駆けた。
結局、市役所の人間は中に入ることが出来なく、主人は「なぜ市はこのようなことが出来るのか?」を市役所側に聞いても回答なし。
そして市役所の人間が毎月のように罰金のチケットをくれるようになった。
違反はゴミや草が伸びているというもの。
約1トンのコンクリートブロックの撤去24時間以内など
ひどいものもあり、トータル35万の罰金をくれた。
主人はまた憲法違反だと訴訟を起こした。
最初のライセンスの件での訴訟は、弁護士を雇わずに主人が1人でやった。
今回のこの件は「ハラスメント(嫌がらせ)」なので第3者の弁護士が必要だったが、
市役所相手だと尻込みする弁護士ばかりでなかなか見つからなかった・・・。
アメリカの弁護士はライセンスを取ったその州でしか仕事が出来ない。
なので、そこに住んでいる弁護士は役所(国)とは争いたくないのはわかる気もした
ある日、主人のビジネスのアシスタントがインターネットで新聞記事を見つけた。
内容は
その家のお嬢さんのバースディーパーティーを開いている最中に、市役所の人間が家の中を確認しに来た。2階にキッチンを新しく作っていたが「作ってはいけない」と 撤去命令のチケットをくれた。
何日以内に撤去しなければ罰金
その家族はお嬢さんの友達も来ているパーティーの最中にそのようなことをされた。
まるで麻薬捜査のようだった印象を受けて友達は家に帰っただろう・・・。
警察でもないのになぜそんな権限が市役所の人間にあるのか!?と市を相手に訴訟を起こした
というもの。
そこの家族の訴訟にうちはジョイントした。
つづく
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