2008/01/13(日)22:20
悶絶!腰椎椎間板ヘルニア闘病記~その23・やっと再手術の日~
9月22日。
いよいよ再手術の日です。
前日夜から禁食で、朝からは水分も取らずに点滴のみ。
前回の手術の時よりかちょっと空腹を感じました。
2回目だし、少し気分的に余裕があったのかな…?
手術は14時からと聞いていましたが、実際手術室に入ったのは15時近くになってからでした。
ストレッチャーで手術室に入ると、
手術室にはニコ大先生と銀ブチ先生とキノシタ医師の姿。
普通手術は医師2人でするようなんですが、今回のJAMの場合は3人体制になったようです。
なんだか大がかりな事になっちゃったな…。
3人のメンツを見て、逆にちょっと不安になったJAM。
そこへニコ大先生が近寄ってきて
「大丈夫?」
と声をかけてきてくれましたが、JAMは「はぁ。」とあいまいな返事しかできませんでした(^^;
そしてふと目に入ったキノシタ医師の姿。
すっかり手術着に身を包んで、手袋をした手をニギニギとしていたキノシタ医師。
その姿を見て、ふと思いました。
なんか…キノシタ医師…。
ちょっとうれしそうじゃね?
あきらかにワクワクしているように見えたのです。
ま、まあ、医者ってそういうヒト多いみたいですけど。
JAMが昔働いてた病院の外科医はよく、
「ああ~。オペしてぇ~!」
って、ヒマになっては事務所に下りてきて言ってましたしね(^^;
前回の麻酔科医と今回の麻酔科医は違う先生だったので、麻酔のかけ方も全然違いました。
今回はいきなり筋注とかされたので、正直痛かったです。
麻酔のかけ方まで、先生によって全然違うんですね~。
今回の手術の場合は、なんだかよくわからないうちに眠くなって、そのまま落ちた。
って感じです(^^;
そして…。
「痛い~。」
あれ。
「痛い~。痛いよ~」
誰か“痛い”って言ってる。
「痛い~。痛い~。痛いぃぃぃ~」
あれ…もしかして…
痛いって言ってるの、自分!?
そうなのです。
JAMは、自分で「痛い」と言っている声で意識が戻ったのでした。
手術室で一度目が覚めているはずなんですけど、今回の手術ではその辺の記憶がすっぽり抜け落ちていました。
何処が痛いって、背中の手術の傷が痛い。
痛い、痛いと唸っているうちに、ベットまわりにJAM父母と姉がいるのがなんとなく気配でわかりました。
そしてそこへ銀ブチ先生が来た気配も。
銀ブチ先生とJAM父母が話しているようでした。
銀:「…長い間痛い思いをさせちゃいましたけど、無事に終わりました。問題なければあと2~3週間で退院…」
そんな声が聞こえてきました。
それを聞いてJAMはおぼろげに
「あと2週間ならいいけど、3週間はイヤだな…」
と考えていました。
でも、口から出るのは「痛い」の一言だけなんですが。
JAMは麻酔の影響か、ほとんどこの時目を開ける事ができませんでしたが、
銀ブチ先生がベットのすぐ側まで来る気配を感じました。
銀:「JAMさん、ごっそりヘルニアとれたよ~」
銀ブチ先生が耳元でそう話しかけてくれました。
JAMは必死で、一番気になっていたことを問いかけました。
J:「骨は…?削ったの…?」
ニコ大先生のムンテラの時に、「なるべく骨は削らないようにするけど…」と言っていたのがすごく気になっていたのです。
背骨を削れば、多少なりとも今後腰痛等で影響が出てくるはず…。
銀:「削ってません。極めて安全にヘルニアだけ取れました。」
銀ブチ先生の口からそれを聞いて、心底安心したJAMは
「あ…ありがとうございます…」
と言ったあと、すぐまた眠ってしまいました。
今回の手術の後の痛みの取れ具合は、本当に「劇的」と言っていいほどでした。
前回の手術のあと、JAMは痛み止めの注射も座薬もガンガン使っていましたが、
今回はほとんど数えるほどしか使わないうちに、症状が安定。
痛み止めの飲み薬だけで、手術後の痛みのコントロールをすることができました。
しかし、痛みより酷かったのが倦怠感。
9月24日(携帯日記より)
『全身倦怠感でだるい。寝ているだけで体力が消耗していくよう。全身の機能が傷の回復のために使われているみたい。』
『看護師さんが採取したヘルニアを持ってきてくれた。前回の時と全然違う…幼虫みたいな形のヘルニア。でも今回粘ってほんとによかった。あのまま素直に言うこと聞いていたら私の背中には今頃がっちり金属がハマっていたはず。セカンドオピニオンってほんと大事なんだ…。』
術後2日間は寝たきり状態でしたが、
看護師さんも驚くようなスプーンさばきで寝たままご飯をモリモリ食べ、
「さすが2回目だけあって、ものすごく上手にご飯食べるわね」
と変なホメられ方をされつつ、
手術後3日目になりいよいよコルセットをつけて離床することに。
まだまともに歩けないので、車椅子に乗ってリハビリ室へ行きました。
そして、車椅子に乗ったまま、足の膝から先を伸ばしてみると…
ぶるぶるぶるぶるぶるぶる。
びっくりする位震える足。
もう、JAMの足の筋力はかなりのところまで落ちていたのです。
そして一番影響があったのが、ヘルニアの痛みで伸ばせなかった左膝。
手術でヘルニアの痛みが取れても、左膝は今まで伸ばせなかった分関節が固まってしまって、意識的に膝を伸ばそうと思わないと伸びない状態に。
これがちょっと辛かったです。
そしてこのあと、手術後初の銀ブチ先生の回診がありました。
JAM、すっかり銀ブチ先生にラブラブです♪(笑)。