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Nov 8, 2006
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カテゴリ:普通の日記

ショートショートというジャンルは

短編小説よりも短い読み物のジャンルです。

作家としては1000以上の作品を発表している星新一さんが有名ですね。

ネットでみつけたこりゃ面白いと思ったショートショートがいくつかありました。

元ネタを知っている方はご勘弁ください。

 

 

母への贈り物 

離れて暮らしている母親に、3人の息子がそれぞれ誕生日の贈り物をした。
一郎:「僕は豪邸をプレゼントしたんだ。16LDKだぞ!」
二郎:「僕はベンツをプレゼントしたんだ。運転手付きだぞ!」
三郎:「僕は話すオウムをプレゼントしたんだ。聖書から六法全書まで暗記しているし、歌も歌えるし話し相手にもなる。豪邸とベンツを合わせてもまだ足りないほど高かったんだぞ!」

 

しばらくして、母親からみんなに手紙がきた。



『一郎、豪邸をありがとう。でも母さんは、1人であんな大きな家には住めません。掃除が大変です』

『二郎、ベンツをありがとう。でも母さんは、健康のためいつも歩くようにしています。あの運転手とは合わないし』

『三郎。母さん、三郎のプレゼントが一番うれしかったです。母さんのこと、本当によくわかってくれていますね。とても美味しい鳥でした』

 

 

無題

ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。
一人は窓側のベッド、もう一人はドア側のベッド。
2人とも寝たきりの状態だったが、窓際のベッドの男は
ドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。
「今日は雲一つない青空だ。」「桜の花がさいたよ。」「ツバメが巣を作ったんだ。」
そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。

ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。自分でナースコールも出来ないようだ。
ドア側の男はナースコールに手を伸ばした。が、ボタンを押す手をとめた。
「もしあいつが死んだら、自分が窓からの景色を直接見れる・・・」
どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア側のベッドの男は、
自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの男を見殺しにした。
窓側のベッドの男はそのまま死亡した。

晴れて窓側のベッドに移動したドア側のベッドの男が窓の外に見たのは、
打ちっ放しのコンクリートの壁だった。

 

 

優しい強盗

老夫婦の家に強盗が押し入った。
腕に覚えがあった老爺は強盗を包丁で切りつけようとしたが、年寄りの冷や水という
諺の正しさを証明しただけだった。
血を流し倒れた老爺を見ても、老婆は悲鳴ひとつあげなかった。
「へえ、気丈じゃないか」
強盗から声をかけられ、老婆は自嘲するように笑った。
「そんなんじゃないさ」
「......悪かったな。大人しくしててくれりゃあ、あんたに危害は加えない」
「ありがとよ」
「爺さんとは長かったのかい?」
「五十年、ってとこだね」
「そうか」強盗はトーンの落ちた声を出した。「本当に悪かった」
「かまやしないよ。五十年といっても、密度の薄いものだったからね。過ごした時間がど
れだけ長くても関係ないよ。ようはどれだけ濃い時間をともにしたのか、さ」
「そう言ってもらえると救われるな」
強盗はたいしたものは奪わずに家を出て行った。

老婆は老爺を一瞥もせず、自室へと戻り、あることを確認すると涙を流して悲しんだ。
ここ一年近くともに熱く濃い時間を過ごしてきたプレステ2が奪われたのである。

 

 

女子大生と教授 

とある大学の教授の部屋を若い女学生が訪れた。
「先生・・御願いです。今度の試験でどうか私を合格させてください」
「その為なら・・私・・なんでもします・・」
女学生は教授の前に跪き、長い髪をなで上げながら
彼の瞳を見つめ、さらにつづけた。
「あぁ・・なんでも・・ねぇ・・御願い・・」
教授も彼女の瞳を見つめる。
『何でも・・するのかい?』
「えぇ・・します・・」
彼女の耳元にそっと教授は囁いた。

『それじゃ・・・してくれるかな・・・勉強を』

 

 

幸せな母 

半年前に交通事故で息子を亡くしました。
しかし世の中には不思議なことがあるものです。死んだはずの息子から
電話があり、事故を起こしてしまいどうしても金が必要なんだと言う。
ああ、自分が死んだことを理解できずに彷徨っているのか、そう思った私は
「お前はもう死んでいるんだよ」
と泣きながら説明してあげたら、その後二度と電話がかかってくる事は ありませんでした。
でも、半年ぶりに息子の声が聞けてとても幸せな気分です。

 

 

冷たい戦争

アメリカのNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、
無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。
これではボールペンを持って行っても役に立たない。
NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく
10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。
その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも
氷点下でも摂氏300度でも、どんな状況下でもどんな表面にでも
書けるボールペンを開発した!!
一方ロシアは鉛筆を使った。






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Last updated  Nov 8, 2006 01:07:17 AM
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勇者カカキキ@ 一体どんな店に引っかかったww ビールなんて大抵騙されちゃいますねぇ・・・…
通りすがりな人@ 久々に読んだ ttp://s02.megalodon.jp/2009-0715-0704-1…
まり@ 初めまして 飲み会カラオケコースが大スキです しっか…
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