2013/06/09(日)11:14
銃世界~
≪卓上四季≫
子供だったころ。空き地で戦う時の”主力兵器”は、銀玉ピストルだった。
プラスチックの銃の引き金をひくとバネの力で銀色の弾丸が飛び出す。
着古したズボンやセーターの上に撃たれてもいたくもかゆくもないが、顔に当たれば
十分痛い。目を直撃すれば危険だ。「バンバン」と声を上げて撃ち合いながら、相手に
怪我をさせない手加減を学んでいたように思う。
ひと月程前、米南部ケンタッキー州で、ライフル銃で遊んでいた5歳の男の子が、謝って
2歳の妹を撃って死なせるという痛ましい事故があった。使用されたのは、「マイ・
ファースト・ライフル」という子供向け(!)銃で、男児への誕生日プレゼント(!)だった
との外電に慄然とした。
「ハッピー・バースデー」の言葉と笑顔を添え、殺傷力のある本物の銃を我が子に
贈る親が米国にはいるのか。実弾では”手加減”を覚える遊びにも使えない。
「三つ子の魂百まで」というが、かの国の銃依存の根深さを思い知らされた。
世界に目を向ければ、シリア内戦で、欧州連合が反対制派への武器禁輸を解除した。
それに対抗し、ロシアもアサド政権への兵器供与を継続するという。
ファースト・ライフルが危険なのは言うまでも無いが、戦っている大人に武器を
渡すのは火に油を注ぐ行為だ。さらに血を流す住民が増えてしまう事を思うと、胸がつぶれる。
2013.6.9 道新より
弟がいたので 銃のおもちゃはあった。ここに書かれている銀玉の鉄砲も・・・・火薬がう渦状になっていて、引き金を引くとバンと音がするのも・・・・ 子供が小学生のころだったかな、主人が懐かしく思ったのか プラスチックの玉を撃つ鉄砲を買ってきた事があった。紙で標的を作り、遊んでいたが、「おとうさんがいない時は だめだよ」と、しまってしまった。黄色や黒の玉は昔に比べると堅く、人に当たったらかなり痛い。 その後 割り箸鉄砲が流行って、自分たちで作っていた。男の子は通るべき道なのかな~と思う。 アメリカの事故はほんとうにびっくりした。小さい子に銃を与え、将来何を撃たせようとするのか。 昔、小学校の先生がこんな事を言っていた。1対1の喧嘩も 口げんかから 殴り合いになり 棒で殴り ナイフになり銃になる。 ひとりが 大勢になり 戦争に発展する、って。暴力で解決することはないと分かっていても 止められないのは 人間の性なのでしょうか。