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日本協会の小倉純二副会長（６７＝Ｗ杯チケット対策委員長）は２５日、Ｗ杯に出場する各国協会へ割り当てられる入場券が、競技場収容人員の最大８％になることを明らかにした。国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）から正式通達を受けたもので、同協会では１２月９日の抽選会後に入場券配分法を発表する。また、同副会長は大会期間中にドイツ国内に日本人のための情報センターを開設する意向も示した。
　３月に締め切られた入場券１次販売の抽選に外れてもチャンスはまだある。出場各国への入場券配分は、当初のＦＩＦＡ発表通り収容人員の最大８％となった。この日、ＦＩＦＡ本部（チューリヒ）での会合出席などのため日本を出発した小倉副会長は日本協会へ配分される１試合当たりの入場券枚数を明らかにした。「キャパシティーの最大８％までを試合を行う協会が買える。一番小さいスタジアムで３０００枚、大きいところで５０００枚ぐらい」。
　この枚数の中から選手、スポンサーなどへ配分し、残りがサポーターへの割り当て分になる。日本協会の川淵キャプテンは「できるだけ多くの枚数をファンへ提供したい。配分法は公平感があった方がいいので、フランス大会に準じたい」と、抽選制とする方針を明かした。また１２月９日にドイツで行われるＷ杯組み合わせ抽選会後に詳細を発表する意向も示した。
小倉副会長によると、割り当てられる１次リーグの入場券は１～３までのカテゴリー別に配分される。そのため、ゴール裏など１カ所に集中することはない。１枚の価格は最低６０ユーロ（約８１００円）から最高１００ユーロ（約１万３５００円）になるという。また、同副会長は大会期間中、ドイツ国内に情報センターを開設するプランも話した。「サポーターの皆さんに立ち寄っていただける施設にしたい。そこへ行けば、何でも分かるようにしたい」と言った。
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