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＜レッドソックス4－5エンゼルス＞◇17日（日本時間18日）◇フェンウェイパーク

「2番投手兼DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手（28）の、チームメートや相手への気遣いが表れている場面があった。

1回1死、右腕ベロの初球96・5マイル（約155キロ）直球を中前に運び出塁。この日は登板も控えているため、ジャンパーが準備されたが、大谷は塁上でそのファスナーを締めるのにひと苦労した。前開きのままプレーを再開したりするなど四苦八苦する姿に、ネット上では「ついに大谷の苦手なものを見つけた。それはファスナーだ」とそのシーンをほほ笑ましく見たが、試合後大谷はファスナー部分が壊れていたことを明かした。

さらに「僕は着たかったですけど、着る時間もピッチクロックに含まれるのかとかもよく分からないので」と説明。今季からの新ルールで、投手は20秒以内（無走者時は15秒以内）に投球しなければならず、打者も制限時間8秒前までに打席で構えなければいけない。次打者のウォードはもちろん、相手バッテリーにも気を配ったとみられ、同僚や相手への敬意を忘れない大谷らしい姿だった。