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ゲミュートリッヒな暮らし~Seit 2005

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和歌山県太地町~捕鯨の町の博物館

★サイトマップ&ご案内

和歌山県太地町~クジラの町の博物館


捕鯨の町太地~くじら博物館の捕鯨船展示室古式捕鯨時代の勢子舟~装飾が美しい!骨格標本~建物に入りきらないから屋外展示

★名古屋から列車で約3時間40分!猛烈に遠い紀伊半島の町
 名古屋から紀勢本線特急「ワイドビュー南紀1号」に乗った。非電化区間が多くを占めるため、特急列車は未だに気動車だ。ガガガガ・・・とディーゼルエンジン吹かしながら進む列車は、列車というより観光バスに乗っているような雰囲気だ。こんな調子で紀伊勝浦まで3時間半!車窓からは、リアス式海岸の絶景を拝めます。




 紀伊勝浦駅到着が少し遅れたが、乗り換えの普通列車は待ってくれていた。一日数える程しかない本数なので、一つ乗り遅れたら「全てが終わり」という感じだ。このスリルはどうも病み付きになる。


 太地駅到着!ワンマンカーのため、運転手に切符を渡す。「古淵‐太地」と印刷された切符は記念に取っておきたいくらいだった。切符を見た運転手さんの表情が0.2秒ほど「??」となったのが味わい深い。で、駅前には町営バスが停まっていた。ネットで時刻を調べておいたとおり、乗り換えは上手くいった。万が一逃したら、タクシーを拾おうと考えていたが、タクシーなど一台も停まっていない!ここがスリル満点の地方旅なのである。町営バスは、のどかな漁師町を走りぬけ、くじら博物館前に到着です。

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古式捕鯨の文化を育んできた太地町~その歴史を観光資源に


 町営バスを降りると、南国の植物が生い茂るリゾートっぽい雰囲気。くじら博物館に入場してまず目に飛び込んできたのは、江戸時代の伝統捕鯨の様子。これは・・・舟よりくじらの方がはるかにデカイ!舟ももちろん人力で漕ぐのだ。この博物館もお人形さんが活躍してますね。土肥金山を思い出しました。


 とにかく「エイ・ヤア」式の時代は命がけ。明治初期の記録では、海に出た男達のほとんどが遭難するという惨事もあったとか。舟は手漕ぎ、槍で「エイ・ヤア」、仕留めた後は生命をいただくことの感謝と鎮魂を込めて手を合わせるという、これぞ日本人独特の伝統文化が脈々と受け継がれてきた訳だ。展示品は、近世から現代に至るまでの商売道具の変遷、クジラの生態説明や骨格標本など、とにかくクジラの全てが分かる資料館と言える(クジラの博物館としては世界最大級です)
 もちろん館内では、調査捕鯨で得られた貴重なクジラ肉を買うことも出来る。大和煮とクジラ肉のカレーを購入!太地町まで買いに来れない人の為に、通信販売もあります。楽天でもありましたよ!



 屋外では、南氷洋で活躍した第11京丸が展示されている。船に乗ってみると、とにかく景色がいい!絶景だな。昔の捕鯨船(勢子舟)も間近で見られる(このページの一番上の写真)。勢子舟の装飾が、なぜこんなに鮮やかなのか不思議だが、これは船団の中で識別出来るように工夫した結果、このように鮮やかになったという。ここまで美しいと、もう立派な工芸品です。




 船の甲板に上がると、リアス式海岸の絶景を拝める。潮風がなんとも心地いい。




★なぜ太地町は、世界中から袋叩きにされるのか~反捕鯨という名の「心の病」
 2010年に同町を題材にした映画「ザ・コーヴ」が米アカデミー賞を取って以来、太地町は反捕鯨主義者の脅迫に晒され続けてきた。豪州の反捕鯨団体は、「クジラを殺すな、日本人を殺せ!」と叫んだそうだが、その国は毎年カンガルーを数万頭も射殺し続けている。この矛盾を見て思うことは、つまり反捕鯨とは動物愛護そのものではなく、彼らに内在するケチ臭い諸問題から目をそらすためのスケープゴートとして存在するということだ。そして政治屋は、反捕鯨を叫ぶことで政治的に国民を統合させようとする。これは「反日」を叫ばなければ国としてまとまらない「中・韓」に類似する現象と言えようか。

 動物愛護・自然保護に先進的な取り組みを行ったのは、実はナチス・ドイツであることはよく知られている。家畜の屠殺にも厳格なルールを定めたくせに、ナチ親衛隊がユダヤ人を残忍に殺したところで何の罪にもならないというのが「ナチス」なのである。有能な犬は精神異常者やユダヤ人より格が上だという彼らの理屈は、「捕鯨をする日本人は殺しても構わない」などという理屈で海賊行為を働く一部の反捕鯨団体と絶妙に重なってくる。

 ヒトラーはこう言っている。「人が死んでも悲しまないが、動物が死んだら悲しむ」

 自分以外の人間を人間とも思えなくなる、人間の恐ろしさと愚かさを象徴するセリフだが、その病魔は過激な動物愛「誤」と紙一重のように思えてくる。 

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管理者は大阪生まれの相模原育ち~地域リポート・旅日記の数々です。

★住んでる街、住んでた街 ・横浜市 ・鹿児島市 ・華の?東京暮らし ・札幌市 ・相模原市 ・もう一度住みたい!~阪急沿線~

★リポート集 ・阪神甲子園球場巡礼! ・大阪神戸ロマンチカ ・リニア新幹線計画 ・軍艦旗よ永遠なれ ・紀州路を行く

相模原検定を勝手にやってます。






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