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テーマ:旅のあれこれ(9927)
カテゴリ:華の?東京生活
参連休弐日目、本日の帝都は気温34度が予想されていた。と云うことは、拙者が住む多磨地方の村々は36度くらいみておいた方がいい。悲鳴を上げたのが北海道出身の嫁さん。とにかく涼しい所へ脱出しようと云うことになったが、近場と云えば埼玉か山梨なのが現実で、是では余計に暑い。元相模原市民である拙者が考えた秘策は、ずばり「箱根」であった。嫁さんは、「もし噴火してあなたが死んだら余市の実家へ帰るしかなひから其れは困る」と云う。二人で行くのに、何故か自分だけ生きて帰って来る前提なのだから、可笑しくて堪らぬ。
取り敢えず行ってみなければ分からぬので、四時に起きて旅支度をして新宿まで出た。一体どんだけ多磨の奥地に住んでんだ!と思われるかも知れぬが、早く起きたのには訳がある。七時発のロマンスカー「はこね壱号」に乗りたかったから。 最古参のロマンスカーに乗る 昭和の雰囲気が残る車体だ。始発のためか、ロマンスカーは空席が目立った。乗客の多くは小田原で降りてしまい、箱根湯本へ着いても乗客はまばらである。 箱根登山電車に乗ったが、是また最古参の車両だ。或る意味いい記念になったかも知れぬ。八時五○分発の電車であったが、電車は空いてて座りたいところに座れた。時間が早いためか、噴火の影響か、実はよく分からない。乗った電車はエアコンも無かったが、涼しい風が外から来て其れで十分だ。やっぱり箱根は涼しい? 強羅駅に到着せり 噴火の影響は此処から本格的に始まっていて、ロープウェーに乗れないのが我慢ポイント。上空からの絶景を拝めないのはさすがに痛い。芦ノ湖まで行くためには、代行バスを利用することになる。バスが出る時間も40~50分に一本のため、時間になるまで強羅公園でも散策する。此の界隈では、少々暑いが苦痛ではない程度だ。 強羅駅へ戻って、代行バスを待つ行列に並ぶ。箱根フリーパスを所持している前提で案内されていて、駅員が切符にスタンプを押していく。出発時刻になると、駅員の先導で行列は踏切を超えて、所定の乗り場で待機しているバスに乗る。此処ではターンテーブルがあって、バスは方向転換している。場所が狭いのだ。 代行バスはけっこう混んでいた。桃源台まで30分程度で、仙石原などを経由して走っている。さっきまで晴れていたが、急に霧が濃くなってきた。霧と云うより、雲の中にいる訳だ。 芦ノ湖は寒いくらいの気温なり 海賊船に乗ったが、風が猛烈で「下界が30度以上なのが信じられない」くらいの寒さ(笑)。涼を得たいと云う目的は、もう有難過ぎるくらい達成できた。海賊船は、強風のため箱根町港の発着となっていた。箱根町港は、駅伝ミュージアムや関所のある方だ。 霧も濃くなるばかりで、視界は30メートルくらい。箱根神社は、おかげで何だか幻想的な雰囲気を堪能できた。境内はそれなりに観光客がいたが、「通常こんな感じ」が分からないから、何時もより空いているのかは分からなかった。 寒気を催しながら次第に下界へ降りて来た訳だが、うだるような暑さが徐々に込み上げて来た。箱根湯本もかなり暑くなっている。ロマンスカーVSEの車内に入ってホッと一息。 新宿へ到着であります。弐種類のロマンスカーに乗る事ができ、少々得した気分であります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.04 21:54:52
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