ゲミュートリッヒな暮らし~Seit 2005

2019/02/27(水)22:26

旭日旗が鉤十字と同等などという韓国のデマを鵜呑みにしようものなら、それこそチコちゃんに叱られる

韓国国会議長の不遜なる態度が韓国民の総意であるならば、日韓関係の将来は絶望的だ。ビスマルクだったら、このような事態をどう捉え、行動に移したのだろう。何とまあ、2012年10月5日の中央日報でこんなコラムがあった。ビスマルク外交の優れた点は、常に先を眺めて駒を動かすことにあったと指摘しつつ、「現在の韓日中関係が最悪であるのも、3カ国指導者の言行が瞬間のムード、新聞の見出しやニュースだけに合わされるからだ。」と、当時の指導者の不甲斐なさを嘆いている。「瞬間のムード」で最も盛り上がっているつもりなのは、言うまでも無くお宅さんらの指導者であろう。   レーダー照射を受けた哨戒機 ~ 訪韓中止の護衛艦いずも 海上自衛隊が日韓対立の矢面に立たされている。そもそも我が国は島国だから、陸上自衛隊がどんなに気合を入れたところで直接韓国軍と対峙することが無い。接触する現場は必然的に海となる訳だ。哨戒機へのレーダー照射事件の前から不穏な空気があった。それは韓国で開催された国際観艦式でのゴタゴタ。韓国は日本に対し、自衛艦旗の掲揚自粛を要求→軍艦旗を掲げないなどとあり得ない→観艦式への参加は不可能、という流れはご承知のとおり。これには珍妙なオチがついた。韓国は参加各国に対し「韓国と各国の国旗を掲揚してほしい」と要請しながら、自分達はなぜか「李舜臣の旗(豊臣秀吉時代の)」を掲げたのだ。あり得ない対応と言っていい。では、こっちは松浦党の旗でも掲げて乗り込めばいいというのか(笑)。 豚コレラ並みに危険な某プロパガンダ韓国が言いたいのは旭日旗=カギ十字、という「あり得ない解釈」だ。第三帝国のハーケンクロイツ旗は、国家社会主義ドイツ労働者党という一政党のシンボルマークであり、そこには政党としての政治的メッセージを含まざるを得ない。第三帝国が崩壊すると、必然的に国旗や軍艦旗としての使用はあり得ないこととなる。ソ連の旗だって似たような意味合いだ。 それに対して旭日旗は、当の日本人でさえ起源をよく承知しておらず、それこそチコちゃんに叱られる可能性が高い。そんな曖昧なモノに政治的な意味合いなど無いに等しい。そもそも自然発生的なシンボルだから、軍旗に限らずいろいろと汎用性がある。朝日新聞社の旗など、旭日デザインの最たるものだ。 他国を侵略して植民地にした国の旗だとか言い出したら、ユニオンジャックやフランスの三色旗はどうなるというのだろう。彼らの罵詈雑言を追っていくと、必ずどこかで何かが行き詰る。ちなみに、フランスの植民地獲得熱を陰で煽ったのはビスマルクだと言われている。対独復讐の国民感情が強いフランスの意識を外に向けさせることでフランスの軍事的圧力を軽減させ、その間に国力の増強を図ったのである。さすが「常に先を眺めて駒を動かす」とはこのことだ。 ドイツ軍旗で旭日旗に近いのは、拙者の自宅Barに掲揚してる帝政ドイツの軍旗であろうか。でもやっぱり旧プロイセン王国の紋章が入っているから、同質とは言い難い。鉄十字と同等というのが妥当かも知れない。もちろん、鉄十字もドイツ連邦軍に引き継がれている。あの独特の意匠は、ドイツ軍らしさを象徴するものだが、ドイツ騎士団以来の伝統あるマークである。「旭日」だって武家の家紋として用いられて来た歴史があるので、両者はやっぱり似ている訳だ。くだらないプロパガンダが既成事実となる前に、我々が物事の本質を理解しなければならない。ボーッと生きてる場合じゃないのだ。 海上自衛隊の写真集もあります  →写真集はこちらから・・・。

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