
日本橋のホテルを出発した我々は、先づ阪急梅田駅から神戸線に乗車。よく見たら我々が乗る8000系は懐かしの
「Hマーク」を掲示してゐる。
大阪在住時代、つまり拙者が小学生の頃、6300系や6000系だけがHマークを掲示してゐて、其の恰好良さに惚れゝゝした記憶がある。鉄ヲタぢゃないと何の話か理解不能で、嫁さんも完全にポカーンであります。

是こそ阪急電車の世界であります。神戸線特急は九号線と八号線から交互に発着し、急いで先発に乗るか、次発の空いてゐる席を探すか選べるやうになってゐる。先発でもガラ空きだったが、梅田を出発して次の十三で一気に混んだ。阪急圏内の移動が如何に多いかが分かる。特急は最高時速115キロで一路
神戸へ。

そして晴天極まる
神戸三宮へ到着!下車したのは株主優待が神戸高速線を使えない為と、神戸阪急ビルを眺める為。あちこちでバシャバシャ写真を撮りまくっゐて、神戸市民からすれば此の人何でこんなに神戸阪急ビル好きなんだろうと不思議に思ふだろうが、長い時間をかけて震災から復興しただけに感慨深いのだ。ちなみに

の寫眞は嫁さん撮影で、阪急三宮直通の山陽電車が写るスーパーショット。阪急三宮まで来る山陽電車は、近年急速に本数を減らしてゐる。

JR側は何やら大事工事中。駅ビルでも作ってゐるのかな?

我々は神戸阪急(百貨店)で洋菓子店を物色した後、
阪神三宮駅から各停高速神戸行に乗車。高速神戸に着いたら、阪急梅田からやって来た特急新開地行に乗換。僅か一駅でもう降りねばならず、続いて直通特急山陽姫路行に乗換。此のやゝこしさが神戸高速鉄道の醍醐味で、一気に三社の電車に乗れて幸せ。

直通特急は高速長田や板宿などの地下区間を出ていよゝゝ須磨へ。快晴だけに地上は日光が照り付ける。我々は
月見山駅(山陽電鉄本線)で降車し、此の駅が昔ながらの「構内踏切」を有してゐることに少々感激。須磨浦公園から
甲子園・梅田方面へ戻る阪神特急を構内踏切から見送る。ちなみに駅の男子便所が外から丸見えなのが昭和風。

快晴下の須磨離宮

山陽電車月見山駅を出発した我々は、傾斜地の住宅街をひたすら上った。十数分くらい坂を歩いて離宮へ到着。

今から約百年前、皇室の別荘として建設された訳だが、当時は
武庫離宮と呼ばれたらしい。大正天皇や昭和天皇、満州国皇帝溥儀も利用されたと伝えられる。帝都からは恐らく列車か海軍の艦艇を利用されたのだろうが、列車だったら山陽電車ではなく現在のJR線の最寄り駅で下車されたのかも知れない。



入口からさらに坂を上がり、庭園に着く。庭園からは太陽に反射する七色の海に浮かぶ貨物船なんかも見ることができた。かなりの標高だ。庭園の中央には噴水が有り、繊細な彫刻を形作ってゐる。神戸市内とは云え、随分と遠くへ来た感が有る。やっと小腹も空いて来た。続いて離宮の横に構える
西尾邸にて昼食としよう。