2004/11/23(火)22:31
映画「月の輝く夜に」
これって、似た顔同士を意識したキャスティング?
寄り目&長鼻のシェールが主演で、相手役がこれまた寄り目&長鼻のニコラス・ケイジ。
前から興味はあったけど「この2人をアップで見続けるのはちょっと…」と思って、
DVDを借りる勇気が出なかったの。
ところがところが。
二人ともお肌ツルツルだしスタイル抜群だし、表情もとってもチャーミング。
脇役もいい味出してて、セリフも小粋で、音楽も私好み。
展開が早くて「いや、それはムリ」と突っ込みたいところもあったけど、
そんな突っ込みも引っ込むほど、ほのぼのしちゃいました。
ただ、ビックリしたのはシェールの髪型と化粧。
オペラ鑑賞のために思いっきりドレスアップした彼女を見て
「あれ?まちがえて”ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ”借りて来ちゃった?」
と思ってしまった。すごい厚化粧+カツラのような髪型なんだもん。
頭の三倍ぐらいのサイズに膨らませた、あのフワフワのカーリーヘア…
おかげでニコラスの薄毛が際立っちゃって、ちょっとかわいそう。
せっかく若々しい筋肉を強調しているのに。
それにあんな髪型の女性に前に座られたら、後ろの客席の人は気になって舞台に集中できなかっただろうなぁ。
そういう経験が、実際に、私にもあった。
東京でオペラを見に行ったら、三、四列前に、異常に大きな頭の女性が座っていたのだ。
きちんとタマネギ型に結い上げているのだけれど、冗談かと思うほどマゲを膨らませている。
しかも、プリーツのある大きな襟を、びょうぶのように首のまわりに立てて。
「ヨーロッパのなんとか王朝のなんとか女王」の肖像画でしかお目にかからないようなエリマキトカゲ型ドレスを普通に着ているとは、この人、いったい何者?
すると、タキシードを着た白人男性が数人登場。
そしてエリマキトカゲ女王のもとに次々とひざまずき、彼女の手にキスしだしたのだ!
こ…ここは社交界?彼女、どこかの高貴なお方なの?
ナゾは、幕間に解けた。
化粧室に行ったら、そこにいらっしゃったのである。女王様が。
すごい豪華なドレス!すんごい大きな頭!すーんごい厚化粧!
…あれ?どこかで見たことある。
それは、T.Kさんだった。
「○○の部屋」で司会されたり、ユニセフで活躍されてた方ですね。
いやー、びっくり。芸能活動以外でもあんなアタマしてるとは。
彼女ぐらい有名だとただでさえ目立ってしょうがないだろうに、あのアタマじゃ余計に目立つはず…
オペラは、小さめの頭で鑑賞しましょう。