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ジャパニエル Boleh!

ジャパニエル Boleh!

キャンドルライトディナー

クリスマスから1ヶ月以上が経った頃、クマさんに家でキャンドルライトディナー
をするから来て!と言われた。他に同僚のPとRも誘ってるから・・・と。私はどう
いうOccationなのかよくわからなかったけど何だか楽しそうだったのでOKした。
その日は22時の仕事あがりだった。あまり遅くなるのもなぁと思ったので、Dinner
break時にホテルを抜け出して、クマさん家に行こうかとも思った。
でも、その日は日本人ゲストが多く、とてもじゃないけど休憩が取れそうにない
残念だけどキャンセルするしかないな、と思いクマさん家に電話し事情を話しした。
でもクマさんはなかなか引き下がらなかった。「仕事終わってからでいいから、おいで」
あまりにもの押しに負けて、仕事が終わってから行くことになった。(また迎えに
来てもらったんですけどね)

クマさん家に着くと庭にテーブルと椅子が並べられ、テーブルには素敵なロウソク
が置いてあった。PとRは20時には来たそうで、既に食事は済んでいた。私は
もっとたくさんの人が来てる思っていたでの4人だけと知ってびっくりした。
しかもこのPとR、2人とも彼氏がいるくせに(今考えると私も人のこと言えない
けど)クマさんのことが好きで、いつも自分たちが如何にクマさんと親しい
かを言いふらしていた。そんな2人と私が何故、呼ばれたのか・・・???で
あった。
私がディナーを終えると、PとRは翌日が早番なので帰るという事になり、私も
一緒に戻ろうかなと席を立つと、クマさんがいいよ、ロティは僕が送っていくから、
と言った。私は悪い気がして、いいよPに乗っけていってもらうから、といったけど
いいからいいから、とクマさん。Pもいいわよ、私が送っていくから。と2人
でいいからいいから、としばらく言っていただが最後はPがロティはどうしたい?
って聞いてきて、私はどっちでもいいわよ。明日は遅番だし急いでないし。

この一言でクマさんが送っていくことになった。PとRが帰ったあと、クマさんが
ビール飲む?って持って来てくれた。本当はもっと早く出したかったけど、ムスリムの
Rがいたのでクマさんなりに気を遣ったようだった。

ビールを一本飲むとクマさんが「ごめんね、これクリスマスの残りで最後の1本
だったんだ。良かったらどっかで飲みなおさない?」ということになり、近くの
カフェに行った。ビールを 飲みながら、いろいろ語った。クマさんの元カノのこと私の当時の彼のこと。
そしてクマさんはいつも僕がいいと思う人には彼氏がいたり、手の届かない
人なんだと言った。私は励ましたくて「大丈夫。誰を選ぶかはその人の自由
だと思うし、相手がまだ結婚してなければトライしてもいいんじゃない?」
と応援した。

その時はまだクマさんが私のことを想っていてくれているということは、
ちっとも知らなかったのだ。


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