一日一冊:読書日記「読書普及研究所」

・コーチは、「ボールを見て」とは言わずに

 ・コーチは、「ボールを見て」とは言わずに、「ボールはどんな回転を
  していますか?」と生徒に尋ねました。(p64)


「コーチングマネジメント」伊藤守、ディスカバー21(2002/07) ¥2,100
(評価:★★★★☆)
購入する


●相手に何かに気づいてもらいたいとき、あなたはどんな言葉をつかうで
 しょうか。たとえば、部下に「目的意識を持って仕事をすれば、どんな
 仕事にも学ぶことはある」ということを言いたいとしましょう。


●そのまま言う人もいるでしょう。しかし、ある人はこう質問します。


 「経験には三種類あることを知っているか?」


●聞かれたほうは「???」と頭をひねりますね。


●そこで、こう諭します。「経験には大きな経験、中くらいの経験、小さな
 経験がある。目的意識を持って仕事に取り組めばこれは大きな経験になる。
 しかし、ただ、漫然として仕事をしていればこれは小さな経験でしかない。
 どのような経験にするかは、あなたの意識の持ち方しだいだ。」


●これは、松下幸之助の話を引用したのですが、ちょっと、頭を使って質問
 に置き換えるだけで、相手に自分の言いたいことを効果的に伝えることが
 できるということがわかるのではないでしょうか。





参考になったと思う方はクリックをお願いします。

bannar





------------------------------------------------------
殿堂入り無料メルマガ「1分間書評!【一日一冊:人生の智恵】」
メルマガ登録ホームページ



© Rakuten Group, Inc.