●今朝の気温(カザフスタン:ウラルスク):4時15℃:晴れ
ウラルスクの物価の指標としては、タバコがいいかもしれません。
右の写真は、アトリウムというデパートでの値段ですが、マルボロで80テンゲ(55円)とお安くなっています。
もっと安いのだと40テンゲ(30円)、30テンゲ(20円)というものもあります。
輸入ものは国際価格で高いですが、カザフスタン国内で作られているものは安いようです。
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より本日の一冊は・・・
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「中国の希望と絶望」林 青梧、かんき出版(1996/09) ¥1,529
(評価:★★★☆☆)
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●著者の林 青梧氏は、南京大学教授として5年間中国で生活を送りました。
●この体験は10年以上前のことであり、現在の中国とはかなりの差があると
思われますが、作家でもある林 青梧氏の鋭い観察眼と読みやすい文章が
中国人を理解する一助になるはずです。
・出入口では行列をつくらず、われ先に押しかける。禁煙の指示を守らない。
公衆トイレで便を流さない。人が集まれば、すぐ賭博のご開帳だ。人の
恩義はたいてい忘れる。(p139)
●中国でのビジネスが難しいという話をよく聞きます。日本の商習慣と全く
ことなる環境ですから、それも当然でしょう。売掛金を払わない、合弁企業を
乗っ取るなど色々なトラブルがあるようです。
・「嘘」については、日本と中国では受け取られ方が違う。日本では罪と
見られるが、中国では方便と言えるようだ。社会主義に対して本心を
隠すことが、おそらく現代中国では嘘の出発、原点なのであろう。それ
が方便として定着して、中国人は平気で嘘をつく。嘘が社会に溢れる現象
が、当然発生することになる。(p77)
●しかし、これからのビジネスにおいて中国を避けることはできないでしょう。
いまの段階で原材料の価格が上昇するほど大きな影響力を持っている中国が、
もし、台湾のように経済成長したとすれば、経済、軍事ともに日本にとって
無視できない相手になるでしょう。
●そういう意味で、日本は中国への経済進出には失敗できないのです。
なぜなら、中国を台湾のように経済発展させ、武力で資源を奪うよりも、
日本と組む商売によって儲けるほうが効率的であることを中国に理解
させなくてはならないからです。
・中国には四つの階級がある・・・「支配階級」・・・権力をふりかざして
威張り、収賄にふける。・・・「商人階級」・・・タチが悪くて頭の良い
人間が、官吏などの支配階級にくっついて商売に手を出す。・・・「知識人」
・・・きわめて優秀なのに、昔もいまもちっとも恵まれない・・・「労働
階級」。労働者と農民に分かれる。(p61)
●そのためにも、このような本で中国というものを事前に学び、実際に現地で
中国人と付き合うときには、適切な行動がとれるようになりたいものです。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・中国の上層知識人の家庭教育で、おおいに見習うべきことがひとつある。
子供がやっと歩きはじめ、言葉をなんとか聞き取ることができるように
なったとき、耳から教え込むことである。「唐宋詩選」である。(p42)
「中国の希望と絶望」林 青梧、かんき出版(1996/09) ¥1,529
(評価:★★★☆☆)
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