●日本国:仙台市:6時3℃:曇 ランキングには、良い本の情報が満載です!
振り込み詐欺の被害総額は年間およそ200億円だそうです。
これは一つの産業ですね。
情けない話ですが、これが現実です。
こうした組織で働く人は、お金が欲しいのでしょうから、
米国FBIのように、タレこみに1000万円の懸賞金をかける、
通報者の罪を免除するなどの仕組みがあれば、裏切り者が出て、
組織を壊滅させることができるかもしれませんね。
一冊の良い本との出会いから、あなたの人生に全ての良いことが起こります
■無料メールマガジンより本日の一冊は・・・
「
名経営者が、なぜ失敗するのか?」シドニー・フィンケルシュタイン、
日経BP社(2004/06)¥2,310【私の評価】★☆☆☆☆
■著者紹介・・・シドニー・フィンケルシュタイン
ダートマス大学タック・スクール・オブ・ビジネス、スティーブン
・ロス経営学教授。コンコルディア大学より学士号、ロンドンスクール・
オブ・エコノミクスから理学修士号、コロンビア大学から博士号を取得。
タック・スクールのエグゼクティブ・プログラムの学部長。
●日米企業の失敗のケースを列挙て、
その失敗の原因を研究している一冊です。
雪印乳業の食中毒事件も掲載されており、
最近の事例もうまく取り入れています。
●この本で指摘する失敗の原因のすべては、
( 不正確な現状認識 )にあるようです。
たとえば、商品の将来性に対する現状認識が甘いと、
いくつもの衛星を打ち上げて破綻したイリジウムのように
なるわけです。
・自分の商品やサービスに惚れこむな。
それは顧客がやることだ。(p93)
●また、私は知りませんでしたが、韓国のサムスンは
1997年自動車の製造に乗り出しました。
しかし、工場への投資が膨れ上がり、車の販売も伸びず、
サムスン・モーターズは1999年に銀行の管理下に置かれる
ことになります。
・問題は、人を信用し、意見を聞き、発言の機会を与える社風を
どこまで育てられるかである。(p408)
●このように、結論としては、
「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」
ということであり、
会社のトップに正しい現状認識を与えるためには、
それを許す環境(社風)が必要となるわけです。
●実際の企業で働いたことのない著者には厳しいかもしれませんが、
失敗の事例の把握と、失敗への対策は表面的に見えました。
このレベルであれば、日経ビジネスを読んでいれば、
この本と同じような学びが得られると感じましたので、★1つとしました。
(この本が日経BP社から出ているのが皮肉ですが・・・)
「
名経営者が、なぜ失敗するのか?」シドニー・フィンケルシュタイン、
日経BP社(2004/06)¥2,310【私の評価】★☆☆☆☆
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