一日一冊:読書日記「読書普及研究所」

2009/08/10(月)08:06

★★★★★「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」齊藤 正明

★★★★★絶対お薦め!家宝となるでしょう(414)

●日本国:能代市:6時23℃:雨 ランキング は57位です。 また、秋田県能代の生活がはじまりました。 でも、なかなか晴れませんね。 一冊の良い本との出会いから、あなたの人生に全ての良いことが起こります 本のソムリエがお薦めする本日の一冊は・・・ 「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」齊藤 正明 毎日コミュニケーションズ(2009/02)\819 【私の評価】★★★★★(94点) ■最近、ありがちなタイトルに  疑念を持ちながら読んでいきましたが、  大きく裏切られた一冊でした。  研究のためにマグロ船に乗り込むこととなった著者は、  人生で大切なものをもらったのです。 ■海という自然を相手に戦うマグロ船は、  マグロの群れと出会えるかどうかといった  「運」に左右される職場です。  それも一日17時間、はえ縄を上げ下げする単純作業です。  低気圧でも来れば、大きな波にもまれ、  死と隣り合わせの職場なのです。  では、こうした職場で  いかにモチベーションを維持できるのでしょうか。   ・こんなにヒマだと、嫌になってきません?・・・    おいどーらは、おいどーらにできることをすべてやったんど。    それからの後のマグロが捕れるかどうかなんて、海が決めることど。    (p43) ■そこには、やるべきことをやる、  悩んでもしょうがないことは悩まない、  人間の感情はコントロールできるといった、  悩みへの対処法があったのです。  いつマグロが捕れるか分からない職場では、  そうした不安の中で仕事を続ける  ノウハウが必要だったのでしょう。   ・マグロが捕れる日と、捕れない日で、漁師のやる気が    変わらないのですか?」・・・「あー?いいことが起きたら    喜んで、嫌なことが起きたら暗くなる。それじゃ犬と同じ    じゃねーか。人間はの、感情をコントロールできるんど(p34) ■また、1か月以上、船の中で共同生活をするため、  メンバーの長所を見てあげる、  成長したところを評価してあげる、といった  メンバーとの関係づくりのノウハウも高度なものでした。  これは、著者が乗船したマグロ船の船長が、   たまたま「すごい人」であったということも  あると思います。   ・「お前も、マグロの処理がだいぶ上達したな」というような    言い方をするのではなく、「おまえの処理が上達しちょるおかげで、    今まで以上にマグロが高く売れるようになるの」と、「あなたの    おかげで助かっている」といった表現を使う(p178) ■あまりにレベルが高く、  マグロ船のイメージとのギャップにびっくり  してしまいました。  一流のマグロ船長から学ぶ  人生の知恵がたったの800円。  やっぱり本はいいですね。 >>続きはこちら ■関連書評■ a. 「道は開ける」デール・カーネギー 【私の評価】★★★★★ b. 「魔法のお悩み解決法」小俣 和美 【私の評価】★★★★☆ c. 「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」香取貴信 【私の評価】★★★★☆ d. 「大切なこと」松下 幸之助 【私の評価】★★★☆☆ ★この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。 ↓ ↓ ↓  人気ブログランキング 楽天日記では、メルマガの一部を掲載しています。 全部読みたい!!と思った方は、こちらからメルマガ登録をお願いします。 ------------------------------------------------------ ★メルマガ大賞2007【ニュース・情報部門】第2位!!★ 無料メールマガジン「1分間書評!【一日一冊:人生の智恵】」 まぐまぐ殿堂入り、発行部数40,000部 メルマガ登録|本のソムリエ公式サイト

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る