一日一冊:読書日記「読書普及研究所」

2013/04/20(土)19:32

★★★☆☆「北条家の叡知」加来 耕三、扶桑社

★★★社会人として読むべき一冊です(1056)

●日本国:仙台市:6時5℃:晴 ランキング    今日は床屋とテニスです。 一冊の良い本との出会いから、あなたの人生に全ての良いことが起こります 本のソムリエがお薦めする本日の一冊は・・・ 「【送料無料】北条家の叡知 [ 加来耕三 ]」加来 耕三、扶桑社 【私の評価】★★★☆☆(72点) ■源頼朝と北条政子が結婚した縁から、  北条氏は、鎌倉幕府の中心的な勢力となります。  鎌倉幕府といっても、  実態は関東の武士、  源氏勢力の集まりにすぎません。  源頼朝が源氏の棟梁として担がれたのは、  血筋と、手堅い判断ができる能力だったのでしょう。  著者は、源頼朝が  二十年間も毎日写経を続けていたことから、  源頼朝に先人の知恵に素直に従う  手堅い政治家の姿を見るのです。 ・「知恵は両刃の剣のようなもの」  知恵をほこり、わが身が慢心すれば、やがては  身を滅ぼすことにつながってしまう・・・  己れの才覚を捨て去れば、  無限の外の叡智を汲み取ることができるものだ(p119) ■源頼朝亡き後、鎌倉幕府を  名実ともに全国を支配する幕府とするため、  北条氏が政治を支配します。  朝廷との勢力争いは、  暗殺あり、戦争(承久の乱)あり、  非常に不安定なものでした。  そうした中で、鎌倉幕府が力を拡大できたのは、  情報収集能力であり、謀略であり、  ライバルを潰していく慎重さであったのでしょう。 ・北条氏は常に、大敵と戦うおり、かならず内応者を  相手陣営に放ってきた。否、相手方の主力を言葉巧みに  寝返らせてきた、というべきか(p302) ■著者の分析では、日本には謀略家が少ない。  その中で北条氏は比較的謀略を使って  勢力を大きくしていった例であるということです。  そうした北条氏も鎌倉幕府とともに、  弱体化していきます。  栄える勢力は、いずれ衰える。  歴史の必然とは怖いものです。 ・「兵は詭道なり」・・・戦いはより卑怯な手を  使った方が勝つということだ。禁止手であろうが、  封じ手であろうが、おかまいなく、それを破って周囲に恥じず、  後ろめたさを感じない者が勝利者となる(p154) ■歴史の基本のない私にとって、  厳しい一冊でした。  学習まんが「日本の歴史」を見ながら、  読んでみましたが、まだまだ学習が必要です。  加来さん  良い本をありがとうございました。 >>続きはこちら ★この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。 ↓ ↓ ↓  人気ブログランキング 楽天日記では、メルマガの一部を掲載しています。 全部読みたい!!と思った方は、こちらからメルマガ登録をお願いします。 ------------------------------------------------------ ★メルマガ大賞2007【ニュース・情報部門】第2位!!★ 無料メールマガジン「1分間書評!【一日一冊:人生の智恵】」 まぐまぐ殿堂入り、発行部数50,000部 メルマガ登録|本のソムリエ公式サイト

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る