★★★☆☆「成金炎上」山岡 淳一郎、日経BP社
●日本国:仙台市:6時24℃:晴 ランキング なでしこジャパン優勝!思わず「よっしゃー」と叫んでしまいました。一冊の良い本との出会いから、あなたの人生に全ての良いことが起こります本のソムリエがお薦めする本日の一冊は・・・「【送料無料】成金炎上」山岡 淳一郎、日経BP社【私の評価】★★★☆☆(79点)■戦前、鈴木商店という財閥がありました。 リーダーは金子直吉。 世界恐慌、関東大震災、台湾銀行の破綻から 鈴木商店は倒産、解体、吸収され、 以下の企業として現在に至っています。 神戸製鋼所 帝人 サッポロビール/アサヒビール(旧帝國麦酒) 太平洋セメント(日本セメント) IHI(播磨造船所) 昭和シェル石油(旭石油) 双日(日本商業) 三井住友海上火災保険(新日本火災保険)・内地の商売は、日本人どうしの内輪のカネが動くだけ。 芸者と花合わせをやるようなもんだ。何より、 外人から『金』をとらなくちゃいかん(金子直吉)(p36)■そうした鈴木商店の勃興から倒産までの流れを、 政治と国際金融と合わせてみていくことで、 昭和初期に引き戻されました。 銀行を所有する三井、三菱に対して、 商売一本で勝負する鈴木商店は、 なにわ商人というところでしょうか。 そのプロ意識が、 時代の政治と金融状況と、 組織の統制不足から 追い詰められていくのです。・財閥系銀行はインフレを起こして起業を促すが、 好機到来とみれば融資を引き締めて会社を潰し、 系列化に引っ張り込む。カネがカネを食って太るのが 自由経済だとはいえ、外国では金融資本と産業資本は住み分けている。 日本は癒着して、不景気をも食い物にする(金子)(p192)■経済恐慌から、緊縮財政、そして 経済困窮から民衆が不満を持ち、 軍部の政治介入、戦争へ進んでいった 昭和の流れを復習できました。 好況があれば不況があるわけで、 そこに政治、軍、マスコミの煽動と 国家政策が時代を動かしていく。 今後、日本はどうなるのか。 ちょっと不安になりました。 山岡さん、 良い本をありがとうございました。>>続きはこちら★この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。↓ ↓ ↓ 人気ブログランキング楽天日記では、メルマガの一部を掲載しています。全部読みたい!!と思った方は、こちらからメルマガ登録をお願いします。------------------------------------------------------★メルマガ大賞2007【ニュース・情報部門】第2位!!★無料メールマガジン「1分間書評!【一日一冊:人生の智恵】」まぐまぐ殿堂入り、発行部数40,000部メルマガ登録|本のソムリエ公式サイト