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カテゴリ:食べ物
日本にはない不思議な日本食が世界中にでまわるように、基本的に料理というものはかなり現地化していくものだ。
例えば、日本の洋食なんてものは、日本にしかないものである。正しいとかこれが本当というのは決していいきれない。 その典型的な例はナポリタンで、イタリアにはないのである。 ナポリタンは横浜のホテルニューグランドで戦後まもなく、二代目総料理長が考案した。 当時ホテルを接収していた進駐軍(連合国司令部)は持ち込んだトマトケチャップと塩コショウをスパゲティに加えて空腹を満たしていた。 なんとも味気ない。そう思った入江総料理長はハムやマッシュルームを加え、さらにオリジナルの生トマトからつくったトマトソースを作りスパゲティに加えたところ、これが絶妙な味わい。 同じような料理がイタリア南部のナポリにあるのを知った入江氏はスパゲティナポリタンと命名したのである。 トマトケチャップが日本で売られるやいなや日本中に広まり、日本食として定着したのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月11日 11時30分58秒
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