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カテゴリ:食べ物
日本酒といえば、越乃寒梅、久保田の萬寿、上善水如を思い浮かべるが、日本酒はしばらく飲んでなかった。
ガイアの夜明けを見て急に飲みたくなったのだが、面白かったので紹介する。 日経新聞のガイアの夜明けの番組連載広告記事によると、お酒の総市場は1960年代の約3倍となっている。ただし、昭和の最後まで急成長したが、バブル崩壊とともに減り続け、その中でも日本酒は消費量半減と劣勢で1975年をピークに下がり続けている。 日本酒はピーク時の4割近くにまで落ち込み、2003年には焼酎にも追い抜かれた。 日本酒の生産量はこの30年間で約3分の1に減り、地場の酒造メーカーは、ピーク時に約4000あったものが、半分以下に激減しているというのももうなづける。 主役でありつづけていたビールも一時は6割以上を占めていたが、発泡酒と雑酒がでてきて、その合計はビールに迫る勢いだ。 自国の酒が飲まれなくなっている。私の記憶ではフランスではワイン、ドイツではビールが若者を中心に飲まれなくなっている。 一方で自国以外では活況をみせ、中国、ロシアではビール消費量が伸び続け、韓国では日本の漫画の影響でワインブームであったり、日本食ブームにあやかり日本酒も注目されているというように。 そんな中、2007年7月、ファミリーマートの社内で「日本で生まれたコンビ二なのだから、日本独自の文化である日本酒を応援しないでどうするのですか」と言って、4大日本酒メーカーである「宝酒造」、「日本盛」、「白鶴」、「月桂冠」の担当者を集めて、日本酒共同開発プロジェクトがスタートした。 コンビニでの日本酒の売上の8割は、カップ酒で50歳代から60歳代の男性が購入している。 コンビニを最も利用する20~30歳代が手にしてくれる商品を作ろうと呼びかけ、各社1銘柄、あわせて4種類の日本酒を1つの統一ブランドとして販売が始まった。 外見にこだわり、20代の女性にも手にとってもらえるような新たなボトルの開発された。 早速放送されたファミリーマートで、ビンではなくおしゃれなフタ付きの青い缶に入った「すっきりした味わい大吟醸」を飲んだのだが、美味しくこれは“イケル”と思った。 役所広司による最後の締めくくりはうまいと思ったので紹介する。 日本酒は稲作文化が日本に定着した古代からあったといわれる。その歴史にあぐらをかいたのか、それとも本当に時代にあわなくなってしまったのか。ところが今海外では空前の日本酒ブームで、日本酒が料理に合う酒として、脚光を浴びているようです。 なんとも皮肉な話ですが。日本酒になじみのなかった若い人たちも、少しは自分の国の酒を試して見ていいのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年11月24日 20時47分53秒
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