自由ひろば

2007/12/02(日)08:58

御立尚資がネットスーパーの今後を語る

企業(74)

WBSでボストンコンサルティング日本代表の御立尚資がネットスーパーのこと語る。 すごく伸びると思う。キーワードは2000年頃と違ってネットや携帯で皆がモノを買うのに慣れてきたというのがあるが、一番大きいのは宅配ニーズである。今スーパーではネットでなくても買ったものを家に届けるサービスがものすごく広がっている。 それ以外にも例えば、ネットスーパーが一番伸びているのは生協である。もともと宅配がインフラであるため、そこへネットをのっけるのは簡単であるし、牛乳の宅配が増えていて、家に届けて欲しいというのがすごくある。 そう考えていくと、これを勝ち残ろうと思うと、人手をかけて全部ピックアップして少量届けていたら、コストは増えるのに売上げはたいして増えない。それだとどんどん利益を削る競争になってしまうので、どれだけ物流コストを下げれるモデルを作れるかと、そこができたところはひっとすると流通戦国時代の覇者になるかもしれない。まだこれから伸びるところなので、誰が勝ってもおかしくない中で再編の鍵は物流コストを下げてネット通販ができるどうかと。 もう一つはコストがどうしてもその分追加になるのだとすると、他のものを売ればいいわけで、例えば今クレジットカードを出しているような金融と組みあわせている小売りのモデルがあるが、そこの金融の収入もあわせてやるからネットでもかまわないよとか、ご自宅にお届けに言ったときに追加で他のものも御用聞きしてくれるようになるとか、サービスの何か違うお手伝いを売れるとか、追加で収入を増やすか、コストをコントロールするか。 たぶんこのレシピみたいなものを探す競争がはじまったところなので、5年後くらいまでにそこを先につくって日本全国に広げたところが、流通のひっとしたら覇者になるくらいの大きな話だと思うという。

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