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カテゴリ:宇宙
2007年4月より国立天文台理論研究部准教授の小久保は、1968年の七夕に日に仙台に生まれた。実家は豆腐屋で、好奇心旺盛な小久保は東大で所属したのは海洋探検部だった。だが1台のスーパーコンピュータにめぐり合ったことで探検の方向は宇宙へ。
幸か不幸かいまだ独身で、研究室を離れても勉強の虫だった。 電車での異動だけでなく、ランチを食べているときも、傍らには数式が入り乱れる英語の論文が置かれ、一心不乱に読んでいた。ややこしい理論の迷宮に分け入っていた。 1年に一度小久保が足を向ける場所がある。ここ岡山天体物理観測所は日本で最大級の反射望遠鏡を備えている。理論天文学は目に見えぬ宇宙を相手にする学問のはずなのだが、たまにこういうとろこにきて実際望遠鏡を見たり、それを使って空をみたりすると一般の人が感じるのと同じように、宇宙ってすごいなというか、自分が今相手にしているのはこういうものなのかなとかいうのを本当に実際感じることができて、実はそれはやる気にもつながって、よしこういうものを相手にしているのだから自分もまたがんばらなくてはと思うという。 太陽系の外にある惑星を探すプロジェクトを行っていた。 太陽系外の惑星探しは、現代の天文学の大きなテーマだという。小久保はこのプロジェクトにも加わっていた。東京工業大学の特任助手 佐藤文衛氏がおり、5年前に日本人としてはじめて太陽系外惑星を発見している。 星の探索は夜を徹しておこなわれる。 その小久保氏のシミュレーションによれば、太陽系惑星は約40数億年前に太陽が出来て、 その周りを周遊する塵などが、数万年の間に衝突を繰り返して合体し、 次第に質量を増した小惑星に纏まってゆく。 やがて現在の水星、金星、地球、火星・・・が出来上がったと結論付けた。 この太陽系惑星の起源の成り立ちの仮説は、天文学における世界のスタンダードとなっている。 見てわかる宇宙 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年01月27日 20時42分01秒
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