自由ひろば

2008/02/24(日)17:08

次世代電気自動車のPIBO(ピボ)2は未来を予感させる1

企業(74)

自動車も電化製品になり、ケータイのように、一人一台の時代もくるのかもしれない。 WBS、財部ビジネス研究所、雑誌などの情報を織り交ぜて紹介する。 家電は劇的な進化をとげているが、自動車はどうであろうか。 ハイブリッドなど環境対応の車は間違いなく日本がリードしているが、危機感はその先の何かをつくっておかないとクルマは評価されないのではないか。環境のもう一つ先のプラスアルファだ。クルマのあり方がかわるという実感がないと・・・ 自動車評論家の小沢コージはケータイとクルマが並列に並ぶ時代であるという。モバイルという意味ではクルマと一緒で自分について回るもの。大きいケータイにしたいじゃないかという。 ホンダの海老沢執行役員はクルマと人の関係性が、今硬直化しているという意識があって、そういう時期にこそ新しいあり方を探っていかなければいけないし、日本市場はクルマに対する感性がもしかすると一番先に行っている可能性があるという。 2007年10月の東京モーターショーで話題となった日産の次世代電気自動車のピボ2(PIVO2)は注目に値する。 財部誠一が取材した内容を紹介する。 座席全体が360度回転するだけでなく、4つの車輪にそれぞれ独立したモーターを設置。タイヤを真横に動かすこともできるため、狭いスペースでも究極の縦列駐車が可能となる。 先行車両開発部の主管田部によると、電気自動車だが、単に環境に優しい車というだけでなく、電気自動車だと、こんなことができるということを色々詰め込んだクルマだという。 青くドラエモンをかわいらしくしたような。 ダッシュボードに鎮座する物体はピボくん(ロボットエージェント)で、ロボティックインターフェースと呼ばれ、得意なものは挨拶だけではない。2つの目に顔の認識機能を備え、ドライバーが眠そうな表情を見せると、「ずいぶん走っているけど疲れていない?」と声をかけてくれる。 財部は言う。これが販売されたら、大ヒットすると。 おもちゃの国にいったような感じ。子供のころにこんなような移動手段があったらいいなと、ドラエモンの延長にある世界ですよねという。 ぜひ売り出してください。必要であればゴーンさんに手紙を出しますから、出せって言って。といったところ、開発責任者の田部氏はゴーンからもいち早く出せといわれているといっていた。 財部はぜったいヒットする。国内市場に刺激を与えるようなクルマを出さないとだめですもんね。 財部にとってのベストオブカーに選ばれる。 かわいいものはあまり好きではないが、乗って見て時にドラエモンのように異空間があって、車だが、クルマとはまったく違っていて、だけどもこれは実用化できるだろうというリアリティもいっぽいにある。 東京電力は、技術開発研究所 電動推進グループマネージャーの妹川氏によると、燃費はガソリンと比べると、5分の一から10分の一という。原油価格の高騰もあり注目される経済性、東京電力はダソリンスタンドならぬ電気スタンドのインフラ整備に向け既に動き始めている。 どこかで見たことがあると思ったら、日経エレクトロニクスによると、NECから提供を受けたという。

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