自由ひろば

2008/07/06(日)16:16

カゴメ・喜岡浩二社長が語る植物性乳酸菌とは

食べ物(19)

「野菜生活」などの野菜飲料や「乳酸菌ラブレ」などの乳酸菌飲料で馴染みのあるカゴメ。 2007年度の業績は連結売り上げ2020億円、営業利益100億円の見通しだという。 そのカゴメを2002年から率いているのが喜岡浩二社長。 BSジャパンでテレビ東京のWBSでおなじみの小谷真生子による小谷真生子のKANDANという番組でのインタビューで印象に残ったものを紹介する。 カゴメが特に力を入れている、大ヒット商品「植物性乳酸菌ラブレ」、この商品が完成するまでのいきさつには意外なエピソードがあった。 喜岡社長は言う。 乳酸菌分野にでようと判断したのは、2002年の秋に雪印ラビオをいう会社を買収した。牛乳をベースとした乳酸菌飲料であった。それをカゴメ流商品価値に変えるのに3年かかった。2006年の2月にラブレを市場投入した。 ラブレに含まれる植物性乳酸菌はキムチなどの漬物と意外な関係がある。胃や腸の中は酸がけっこう強い。なかなか生き続けるのは難しい。しかし食物性乳酸菌は強い。動物性より明らかに10倍強い。どうしてかというと、牛乳初の乳酸菌というのは牛乳を栄養源として育つ。栄養リッチである。でも、植物性乳酸菌は、みそ、漬物、醤油で塩や酸の強いところで育つ。育った環境が非常にリッチかそうでないかの違いで、植物性はたくましく育ってきた。したがって、人間が摂取した後も非常に強い。 リーダー、トップに必要な資質とは。 英語でdesire、志というか欲というものが根底に強くないとダメ。会社をどうしていくというような。 同時に伝えて、賛同を得る方がいる。納得させる力。一人で力んでもあっそうと周りが思ってはどうしようもないので、周りに火をつける、モチベートする力がいる。 コミュニケーション能力というのは、自己主張力と他者理解力の掛け算で、コミュニケーションというのは、自己主張のない人はコミュニケーション能力がない。伝えるものがなければ適当に話しているだけ。 だが一方的に言っている人も伝わらない、他者理解力、相手に対する理解力がいる。と同時に聞く力で、聞いて・・・というコミュニケーション能力がリーダーシップの前にこれからのビジネスマンに不可欠だと思う。 そういうリーダーシップをもった人は若くたってリーダーシップをもてる。影響力を持つ。若い人だって組織全体に対して影響力を持つ、あるいはリーダーシップを持つことだって充分可能である。 これらの知識を得た上で、新製品のヨーグルトを食すとよりいっそう興味をもって美味しく食べられる。京都の伝統的な漬物「すぐき」から発見された高機能の植物性乳酸菌ラブレ菌が、生きたまま入っているとうたっているが、甘味料・砂糖が不使用なのもいい。

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