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カテゴリ:健康
汗のかき方で老化がわかる。井上芳光氏が2008年8月2日の世界一受けたい授業での講義はためになったので紹介する。
湿度が高いと汗は蒸発しにくくなる。体温を下げるというのが汗の大きな働きだが、下げにくくなる。 年をとると、汗の量は減ってしい、体の中の水分量が減るので汗の量も減ってしまう。 次は汗をかく機能は体の場所・部分によって広がり方は変わってくる。 汗をかく機能の老化は、足→背中→胸→腕→頭の順というように、身体の下の部分から汗をかかなくなってくる。体の上の方まで広がってくると、頭の汗が一時的にどっと増えることがある。 どこかしらの汗腺が目詰まりして、他の場所で汗の量が増えることがあるのだ。どこか他の場所で増やそうという命令がで、最後は頭からかくのだ。 体を動かしてトレーニングしていけば、お年寄りでも若者と同じくらい汗をかくことができるようになる。老化を運動することによって遅らせることができる。 じつは、汗にはいい汗と悪い汗がある。悪い汗をかき続けると、夏バテ・熱中症になりやすくなる。 汗はしょっぱければしょっぱいほど悪い汗と考えてよい。 汗は血液でできている。 血液の中の液体成分である血しょうからつくられている。 汗腺のまわりには毛細血管があるす。暑さを感じる時は、脳から「暑い」と言う指令が汗腺に伝わり、汗腺は汗を出そうとして毛細血管から最初に塩分が吸い上げられ、塩にひっぱられるように水が入ってくる。これが汗の源だと考えてください。 これが皮膚の方にずーっとでてくる。汗の中の塩は体にとって非常に大事で、体の中から塩分が無くなると足のけいれんが起こったりする。よって体は吸い上げた塩分を体に戻す働きがある。この働きがうまくできなくなって、水を含んで塩もたくさんでる人は悪い汗というわけだ。 太った人がかく汗は断熱材を体におおっていると思ってもらえればよく、汗がでやすい条件になってしまっているものでいいものではない。 汗は拭かないのがよく、拭いたら損。汗の仕事は蒸発したときに体から熱を奪うこと。体にとって水分はとても大事だが、水分を犠牲にして汗をかいている。だから本来汗をふいたらいけない。 効果的にいい汗をかく方法とは 体を動かして汗をいっぱいかいて汗腺を鍛える。これしかない。 20分程度の早足ウォーキングをおすすめする。もっと激しい運動をしたほうが汗がたくさんでてトレーニングになるが、これは無理なく、効率よくできる運動なのだ。 自身の体温変化として、40分間早足ウォーキングを続けたときの温度変化をみると、はじめの20分間で高くなるが、そのあとはそれほど高くならず、汗の量もかわらない。 負担が少なくて、効果的な汗を期待できるのは20分くらい。最低20分くらいのウォーキングが望ましい。 お風呂をつかったトレーニングを考えるのも一つの方法。 39度くらいのぬるいお湯に10分間つかって、5分休憩し、10分間入浴すると、ウォーキングを同じほどの体温を上げることができた。但し、同じように体の温度が上がったとしても、同じ体温でお風呂の中ででる汗の量よりも、運動の方が多い。 どちらかといえば運動をすすめる。 一に運動、二に風呂と考えればよいというわけだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年08月03日 22時27分17秒
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