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カテゴリ:教育
細木数子は言う。
先祖供養の大切さを最初に説いたのは釈迦より100年前に活動した孔子であると。 孔子曰く「先祖は手厚い霊廟の祭事を受け子孫よくまたこれ保つ人の道の始まりなり」とおよそ2500年前の哲学者の大老が言っていると。 自分の心の内に何かモヤモヤした悩みがあったり、気持ちが落ち着かないというときは、すぐにでもお墓参りに行くこと。苦しい胸のうちをすべて打ち明ければ、気持ちもすっきりと晴れるに違いないというが、それは真実であろう。 作法を知らずにお墓参りしても意味はなく徳は得られない。 お墓参りは年に一度の祥月(しょうつき)命日とか、お盆あるいは春と秋のお彼岸のときにするものという習慣が広く行き渡っているが、それは問題という。特にお盆やお彼岸はもともと無縁さん、誰も供養してくれない人がいないためにさまよっている霊のために設けられたため。 【持参するもの】 お墓参りに出かける際には、線香、ロウソク、お花(一基に対してハスの花の蓮華か白い菊の切り花を6本もっていく)。はもちろん、バケツと、スポンジ(歯ブラシ)、白いタオルを持っていく。 数珠と般若心経も用意するとよい。 【清掃】 墓地に入ったら、一礼します。一礼をすませたら、まずは墓地の掃除から始める。 雑草はむしり、墓を覆い隠す樹木は根がお墓の下まで張るので、きちんと根から取ります。枝もお墓の日当たりがよくなるようにさっぱりと払う。 また、墓地の中に水たまりなどができて湿気を帯びていないか。水たまりなどがあったらすぐに埋めて、水はけをよくする。もちろん、墓地の中のゴミや落ち葉などはきれいに清掃しておく。私たちが家の中を掃除するように、ご先祖様のお墓を清潔にしてあげる。 墓地の掃除が終わったら、今度はお墓の手入れ。最初にスポンジに水をたっぷりとつけて墓石を傷つけないように磨く。次に白いタオルで湯上りのごとくきれいに拭いていく。 墓掃除の際に絶対に墓石に水(酒も同様)をかけてはいけない。水なんかかけたら皮膚にシミが出る。かけたまま帰ったら苔だらけになる。シミだらけになる。石は生きているのである。だからほとんどの人が不幸三昧になる。水をかけたら、先祖に冷や水をあびせることになり、同時に人に冷や水かけられる人生を送る。 墓は普通三段石で一番下が不動産(下台石)、真ん中が財産(上台石)、一番上が健康(姿石)という。だから、姿石で上にシミができれば顔にシミができ、下に欠けがあれば足を怪我するのである。石が生きていて、細木の25年の研究の結果だという。 苔やほこりを洗い落とすと、石の表面がはっきりと見えるようになるのでら、傷や欠けがないかをしっかりと点検する。 また、墓石に苔が生えていたり、シミがついていたら、それもきちんと落とす。墓石にシミがついていたり、苔がびっしり生えている家には、かならずといっていいほど皮膚病の方や筋無力症の方がいるはず。 墓石の掃除にも順番があり、本家の場合、先祖代々の霊をまつる五輪塔の掃除からはじめ、祖父母、両親の墓石という順ですすめる。 こういう作業は家族全員が力をあわせて行うのがよく、一人でお参りするときの何倍ものご加護を受けることができる。 先祖の祀り方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年08月14日 12時02分32秒
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