ジャラン・ジャラン・パインビレッジ

2006/06/23(金)18:16

やわらかい生活

昨夜、カミサンは同僚と映画「かもめ食堂」を観て帰ってきた。 フィンランドで日本の食堂「かもめ食堂」を経営する主人公と、 それに触れ合う日本人やフィンランド人との交流を描いた作品である。 実は2ヶ月くらい前、公開初日に二人で行ったところ、 満員御礼らしく4時間くらい後の上映しか入れなかったので、 あきらめていたのであった。 カミサンは「かもめ食堂」を観て大変満足していた。 まずは、出演者で雰囲気が分かる。 小林聡美、もたいまさこ、片桐はいり。 80年代、90年代の舞台、テレビで独特の雰囲気を作り上げた女優さんである。 映画のパンフレットも見せてもらったが、 デザインセンスが良い。装丁もシンプルかつ北欧的デザインで、 かつ、写真も非常に美しい。自然を綺麗に映し出している。 もしかしたら、DVDを買うのでは・・・なんて期待したりして(笑)。 かもめ食堂 実は二人とも、北欧は好きな地域であったりする。 自分はスウェーデンポップスが好きで、トーレヨハンソンがプロデュースした 原田知世のアルバム"I could be free"が好きだし、 北欧デザインも気に入っている。また、ノキアも大好きなメーカーだ。 (以前、ノキアを使っていた。本当はVodaphoneのが欲しいが、Docomoなので、NM850iGだが、 そちらはあまり妙味が無い。)。 Linuxの生みの親、リーナス・トーバルスも北欧の人だしね。 カミサンはロッタちゃん好きで、北欧デザインの家具や雑貨、インテリアがすき。 結婚前はオーロラが見たいと言っていた。 確か北欧の方でもオーロラを見ることが出来るのではないだろうか。 お互い北欧好きなので、この間、「北欧に住んでみるのはどうか?」と何気に聴いてみたら、 それは嫌だという。実家でも、こちらでも友人が増え、日本を出たくないそうだ。 まぁ、それもそうだなぁ。それが自然なのかも知れないね。 ====================================================================================== 夕べはサッカー日本対ブラジル戦を見るために起きていた。 念のためにビデオも録画のセットをしておいた。 結構、頑張っては居たのだが、2時過ぎあたりからの記憶がない。 やっぱり、いつもどおりに睡眠導入剤を飲んだのがいけなかったかもしれない。 時折、目を覚まし、まどろみながらサッカーの状態を一瞬だけ見て、また眠る。 その繰り返しだった。結局、サッカーはブラジルに負けたようですね。 はっと気がついたら朝の8時だった。すでにカミサンは仕事に出かけていた。 書置きがしてあり、ご飯の支度があった。それに洗濯もしたらしく、 ベランダに干してある。本当にありがたいことです。ありがとう。 今日は睡眠を上手く取れていないので、ちょっと調子の悪さを感じる。 これ以上ひどくならないためにも、「意図的に」寝るようにした。 起きたら昼を過ぎていた。カミサンが作ってくれたおかずを温めて食べる。 その後、PCを少し触る。 午後の調子は可も無く、不可も無く。 そう状態というわけでもないが、鬱々としている訳でもない。 落ち込んだり、悲しんだり、死にたいなどと思うこともない。 淡々とした、また、のんびりとした時間である。 これが鬱の状態とするのならば、多分、自分は大丈夫なのだろう。 だいぶん、ましになっているに違いない。 このコントロールをしていれば、仕事も何とかなるのでは?とも思ったりする。 新聞を読んでいたら、メンタルヘルスのコラムがあり、そこに映画「やわらかい生活」の 紹介記事があった。主演は、寺島しのぶ、豊川悦司。 この二人は以前にテレビドラマで「太宰治物語」で太宰とその妻を演じていた。 それがとても心に残っていた。トヨエツの太宰の姿はとても良く、 寺島しのぶの演技の上手さも光っていた。 今回は寺島しのぶが躁鬱病を患った女性で、キャリアウーマンだった役。 豊川悦司は寺島しのぶの5歳年上のいとこの役である。 名古屋では7月1日から公開らしいので、ぜひ観にいきたいと思っている。 原作はこれです。 イッツ・オンリー・トーク 最近、はまっているボードゲームがある。 ラミィキューブというものだ。 ラミィと聞くと、ジンラミーを思い出すが、それに近い。 むしろセブンブリッジに近いのかも知れない。 そう聞くと、日本には麻雀という優れたゲームがあるではないかと 指摘する人もいるかも知れない。その通りである。 ついこの間までは、自分もドンジャラ系ならば麻雀で充分ではないか。 そう思っていた。だが、良く調べて見ると、ラミー系ゲーム、麻雀とは 若干ルールが違い、またそこが面白いことに気がついた。 ラミィキューブは基本的には、同じ数字を3枚以上そろえるか、同じ絵柄で3枚以上連続で並べ、 最終的に手持ちのタイルをなくせば上がりとなる。 ただし、縛りがある。 ・最初だけはタイルの数字の合計が30点以上になる組み合わせで捨てる必要がある。 ・場にすてたタイルは、持ち札のタイルとどのように組み合わせても良い。  しかし、場にあるタイルの最終形は、どれも3枚以上の構成でなくてはならない。 ・場に捨ててあるタイルは、誰が作ったものでも、場の上で再利用可である。  (自分が捨てたタイルも他人が捨てたタイルも関係が無い) 以上のルールで、麻雀+パズルのような奥深さが出るのである。 しかし、場にあるタイルと手札の組み合わせを考えると、人によっては長考する可能性もあり、 その場合は他の人に精神的に辛い思いをさせる。 したがって、日本の公式ルールでは、考慮時間を1分間と定めている。 これで、時間との闘い、自分の考えを論理的であるが、直感的にゲームを進めることが出来て、 非常に面白い。 試しに、インターネット上にある、ラミィキューブのルールに則ったゲームで遊んでみた。 とても面白かった。お試し版で、30日間は無料だが、それ以上遊ぶには約25$払う必要がある。 その代わり、何台でもインストール可能で、通信対戦も可能となる。 何ゲームもやってみたが(相手はCPU)、やはり面白い。でも勝てない(苦笑)。 (興味のある方は"Rummi"というキーワードで検索してみてください。) 良く出来たゲームだ。ちなみに、ボードゲーム自体は3000円弱で手に入る。 が、箱が大きいので、手軽に持ち運ぶのは苦しい。 昔は、シュウクリエィションのポケッタブルシリーズでラミィキューブがあったようだが、 会社が倒産して、今は別の会社が版権を買って売っているようである。 が、ポケッタブルシリーズは無い。海外のネットオークションにて、トラベルセットはある ようであるが、送料を考えたら、合計3,4千円はかかってしまう。何しろ送料が馬鹿にならないのだ。 ラミィキューブ 持ち運びできるラミィキューブは無いものか・・・ふと名案が浮かんだ。 確かタイルの色数は4色、数字は1から13まで。オールマイティ2枚の系106枚で構成される。 ということは、つまり、トランプ2パックで代用が可能なのだ。 100円ショップでトランプを2個買ったら、ラミィキューブが遊べる。 そう考えて、100円ショップに行ってみた。 運良く、その100円ショップには、トランプ2組100円のものがあった。 紙製であるが、まぁ、いいだろう。 ついでに、チップ、お札も買ってみた。これも100円。 1分計測用にキッチンタイマーを買う。1分で音が鳴るヤツだ。これは210円。 最後に、これらをしまうプラスティック製の透明ケースを買う。 しめて、530円くらいで、携帯版ラミィキューブの出来上がり。 入れてみたら、トランプのケースがやや大きく、透明ケースが膨らんでしまうが、まぁOKだろう。 これのよいところは、トランプ2組(赤・黒)を使うため、汎用性が高いことだ。 ポーカー、ブラックジャック、セブンブリッジ、コントラクトブリッジ、大富豪などなど。 500円そこそこで楽しめるものが出来た。とても満足している。 次は100円ショップがある、郊外スーパーの本屋に行く。 家賃をクレジット払いにしてあったため、1年ためると図書券がもらえる。 それをカミサンと半分にしたので、その図書券を使って、ファミ通と、 ライトノベル「よくわかる現代魔法」を買う。 ライトノベルはあまり読んでいない。昔、中学生くらいにコバルト文庫を読んだくらいで、 最近、ギャンブルミステリーの「バクト!」を読んだくらい。今、最終巻を読んでいる。 ライトノベルは読者が結構多いらしいので、色々な紹介本があったりする。 図書館にもあり、借りてみて、面白そうなのをピックアップしたのが、 この「よくわかる現代魔法」である。 よく考えたら、コンピュータと魔法って似たようなところがある。 他人から見たら、何の意味か分からないけれど、色々と動いて世のため人のためになったり、 ウィルスになって、他人のPCを破壊したりする。みなコンピュータの呪文である、 プログラムの動きである。それらを使いこなせる人をウィザード(魔法使い)と呼んだり、 グル(導師)と呼んだりすることもあるのだ。 当たり前なのだが、面白い発想だなぁと思い、図書券で買ってみた。 このライトノベルが面白ければ、続編を買おうと思った。 よくわかる現代魔法 帰り道にコンビニに寄ったら、久しぶりにドクターペッパーが売っていた。 思わず小躍りしたくなった。自分はペプシ中毒であり、ドクペ中毒でもあるのだ。 ドクペは大学生の頃からである。学内で販売していたからだ。 Uターンしてからは、輸入雑貨の店で買うしかなく、たまにコンビニで見かけたりするが、 すぐに消えてしまうのだ。だから、東京に行くと、まずは、自販機でドクペを買い、 やっぱ、東京はいいなぁ。ドクペがあって。と思うのである。 今もドクペを飲みながら、長い長い日記を書いている。 (久しぶりに半角1万文字行っている) 今日は特に長い日記になってしまった。 読んでくれた人、本当にありがとうございます。 これだけ動き回って、こんなに長い日記を書いて、 どこが鬱なんだという方もいらっしゃるでしょう。 私もそう思います。早く復帰して、仕事して、人並みでいいから給料を貰いたい。 そう思いながら、リハビリをしている毎日です。

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