カテゴリ:デジカメ
■DSC-WX5というカメラ
ごく普通のコンパクトカメラだが、今では動画が撮影できて当たり前だ。2、3年ほど前、カシオのデジカメを購入、それも動画も撮影できて当たり前として購入したが、最近は調子が悪いし、動画撮影時は光学ズームが利かずデジタルズームで画質が悪かった。 そんな時、ふとしたことでソニーDSC-WX5というコンパクトカメラの存在を知り、購入に踏み切った。購入金額24000円。 購入に踏み切った特徴が次の4点。 1)フルHDで動画撮影ができる 2)コンパクトだが5倍光学ズームで、動画時に有効 3)パノラマ写真が撮影できる 4)3D撮影ができる 主に動画機能に絞ってレポートしてみる。 ■動画撮影モード DSC-WX5での動画撮影は、2つのモードから選べる。 ・AVCHDモード 1,920×1,080/60i 1,440×1,080/60i ・MP4モード 1,440×1,080/30p 1,280×720/30p 640×480/30p さらに、内蔵マイクはステレオとなっているので臨場感あふれる音声も記録できる。 制限として、連続撮影できる動画の最長時間はAVCHDで29分、MP4では約29分もしくは最大2GBという制限があるようだ。 実際に撮影してみたが、AVCHDモードではフレーム数が多いこともあって、ヌメヌメとした感じ。画質も解像度も高いし今までのデジカメの動画撮影とは比較にならないほど良い。 また、本体にはミニHDMI端子が備わっているため、我が家のテレビのHDMI端子へ1本接続するだけで音声と画像が、高音質・高画質で視聴ができるのもすばらしい。 MP4モードでの撮影もそれほど悪くない印象を受けた。メモリーの容量が少ないときや長時間撮影には使っても良さそうだ。 ちなみに最高画質で動画撮影すると、1時間8GB程度の容量を使う。今までのソニーの機種はメモリースティック系だったので購入をためらったが、今回の機種は安価なSD系カード(SD、SDHC、SDXC)も使えるのがうれしい。今回はSDHCカード 32GB Class10を購入した。私が購入したとき6000円台だったが、10月下旬では4999円ぐらいからと低価格化が目立つ。32GBあれば4時間フルHDでの録画ができるし、Class10の速度があればカメラでの記録時間、およびPCへの転送時間も短くなる。 ■動画編集 付属のソフトPMBで、カメラから動画や静止画を取り込んで日付で整理できる。さらに撮影した動画をDVDやブルーレイに書き込んだり、静止画はスライドショウとして動画にして光学メディアに書き込むことができる。動画の前後はカットできるが、細切れをつなぐことはできない。 このPMBだけではできないこと機能があって、ソニーのサイトからダウンロードしてプラグインを追加する必要がある。このプラグインによっては、カメラを付属ケーブルでPCのUSB端子に接続して、ソニーのサイトから認証を受ける必要があるものもある。 私のところでは、nero9というソフトにより編集して、DVDにしたり、各種動画ファイルを作り直しているが、せっかくのフルHDの動画なのに、画質は相当落ちる。AVCHDファイルは何れのソフトを使っても重いので再エンコードに時間がかかるのが難点だ。 Windows 7を使用しているが、これ用のWindows liveムービーメーカーは、AVCHDに対応している。DVDを作成するのには使えそうだが、ファイル変換はWMV形式のみで使う気にならない。でも画質はneroよりは良い。 →AVCHDのフルHD動画を単純に劣化なしで結合してyoutubeにアップロードする方法の記事で、AVCHDの細切れ動画を結合したり、youtubeにフルHDでアップロードする方法を模索しているので参照。 MP4モードの1,440×1,080/30pで撮影した映像をneroによりDVD-video形式のMPEG2ファイルに作り直して、youtubeにアップロードしたのが次の動画。以前に紹介した「ダチョウ牧場」で子どもが遊んでいるところだ。 またAVCHD形式のフルHDで、ファイルを結合して1080pの高画質で見られるようにしたものが次のもの。来年の大河ドラマ「江 ~姫たちの戦国~」の江、父の「ながまさくん」のゆるキャラが見られる。 ちなみに楽天ブログではyoutubeの動画へのリンクが、使用できるタグが制限されていて今までは不可能だったが、最近、楽天ブログ専用の独自タグ<video type="youtube" code="xxxxxxxxx">を使用することで可能となった。独自タグは、書き込み後は楽天ブログ側で通常のyoutubeの動画リンク用タグに自動変換されるようになっている。 ■光学ズームと手ぶれ補正 光学5倍ズームはそこそこ使えるが、もう少し高倍率が高いのがほしくなる。ちなみにデジタルズームは動画撮影では使えない(写真撮影ではデジタルズームを併用すると10倍まで使えるが、画質が落ちるのが難点)。 また静止画では手ぶれ補正があるが、動画撮影ではない。動きながらの撮影では動画が揺れて見にくくなる傾向がある。 動画撮影機能を優先すれば、ソニーでは実売価格が同等で、光学10倍および手ぶれ補正を備えたDSC-HX5Vがやや大きめのボディーだが、機能面では優れている。これだとGPSも内蔵しており、静止画も含めて撮影場所も記録でき、どこで撮影したか悩む必要もなくなりメリットがある。ただし静止画撮影では撮影モードが少ない。 ■バッテリー DSC-WX5のバッテリーは小型で容量が少なく、動画や静止画を連続撮影すると1時間も持たない。予備のバッテリーは不可欠で、実際に私も予備バッテリー1個を購入している。後1つはほしいところで、バッテリー2個パックの2NP-BN1を最初から購入した方が割安だったと後悔している。 ■パノラマ撮影 パノラマモードで撮影すると、左から右に向かって(逆方向にも設定できる)水平に移動する指示が画面に出てくるので、その通りに移動する。するとパノラマ写真ができる。このとき、上下にぶれたりして移動すると、おかしなつなぎになってしまうので注意。以下の写真は「ダチョウ牧場」で撮影したもの。若干つなぎがおかしいが、それなりに使える。(縮小しているので見にくいが) ■3D撮影 3D撮影には2つのモードがある。1つ目は3Dテレビで見ると3Dでの写真が見られるモード。残念ながら自分の家にはないので試していない。2つ目は3Dテレビ用の写真データと、このカメラで見られる写真データが得られるモードがある。 3Dで撮影するときは、パノラマモードのように、左から右へ(設定で逆方向も可能)水平に撮影する。このとき2つ目のモードで撮影したものをこのカメラで再生時、カメラを左右に振ると立体的に見えるというもの。確かに立体に見える。動いているものを3D撮影したものを、カメラで見ると動いているように見えるのは面白い。 ■その他 静止画は、以前使っていたデジカメと比べものにならないほど、手ぶれやボケがなく取れるようになっている。また背景ぼかし機能もあったりと面白い。 ■まとめ トータルでは、これほどのコンパクトなカメラで、フルHDの動画が撮影できたり、いろいろな撮影モードがあったりと以前使用していたものとは比較ができないほどすばらしい。 ただ、録画のみで考えると、手ぶれ機能のなさ、そしてバッテリー容量の少なさは、DSC-HX5Vが録画専用カメラに近い性能があるだけに、少々残念に思うことがある。 まあ、録画専用カメラではなく、コンパクトデジカメでも「ここまでできる」と割り切れば、それなりに満足度が高いのは事実だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.21 20:37:55
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