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2010.12.24
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カテゴリ:修理
2011年7月24日、アナログ放送が終了して、地上デジタルテレビ(地デジ)のみとなる。一般家庭では地デジテレビ(もしくは地デジチューナー)への意向が急がれる。

私のところのように、地方では以前からUHFアンテナが使われていたところでは、そのまま地デジへの移行に、アンテナがそのまま使えるのだが、都市部では主要テレビ局がVHFでの放送を行っていたため、今までのVHFアンテナでは地デジ移行には、アンテナの付け替えなどが必要なところも多い。

ところで地デジ放送をコピー10とか関係なく録画できるというので有名Friio、それを購入したのが2年少々、冬至は29800円、今は19800円で買えるようだ。今年の夏頃から調子が悪くなって使えない。最初はチューナーが使えなかったが、そのうち内蔵B-CASカードリーダーも使えなくなった。

googleで次のキーワードfriio 羊羹で検索するとわかるのだが、_Friio内部は樹脂でモールドされているところがあり、その樹脂を取り除くと動作が復活するらしい。

なぜ、樹脂で固めてあるか。内部の部品構成や回路を知られるのが嫌らしい。コピーされる可能性もあるしね。

まずは分解から。背面のビスを取り外すことから始まる。ここにはFriioの保証シールが貼ってある。修理の場合、Friioの製造元に送り返すと8000円で新品になって戻ってくるようだ。
DSC01394.JPG

そしてスライドすると、内部が現れる。。。と思ったら、ネジを4本緩める。そして背面のプラスチックのカバー・・・取り外しにくいが・・・を取ると基板が現れる。
DSC01398.JPG

この上部を見ると、上部のカバーに樹脂が流し込まれており、この樹脂がFriioの羊羹と言われる部分。
DSC01400.JPG

その裏側だが、上部に樹脂が流し込まれているところに白い枠が基板にシルク印刷されている。
DSC01401.JPG

樹脂を取り除く方法だが、上の写真の白い枠を重点にアイロンで加熱、手で触れないほどまで10分近く暖める。そのとき、基板とアイロンの間に紙一枚での引いておくと基板のレジストに損傷がないと思われるので良いだろう。またカードリーダーのあたりを加熱すると、カードリーダーの樹脂を損傷して使えなくなるので注意。
DSC01405.JPG

最初、コードレスタイプのアイロンで加熱したのだが、常時一定の加熱が行われないためか、上部をはぎ取ったとき、コーティングされた樹脂は相当数が残ってしまった。
DSC01406.JPG

次にコード付きのアイロンを用意して、常に同じ温度で加熱してみた。ドライバーを使うと基板を傷つけることが予想されるため、スーパーで焼き鳥を買ったときに使われた竹串を使って樹脂を除去してみた。嫌な臭いが残っているときなら、串で突き刺すと割れるように除去できる。しかし温度が少しでも下がるとなかなかとれない。それを3回ほど繰り返して除去を繰り返した。そしてほぼ除去できたのが、以下の写真。この白い枠内は樹脂で固められていた。
DSC01430.JPG

今回のFriioのリビジョンは「rev6a」、この基板ではIC5のパターンがあるが部品実装はされていない。なお、rev6aに使われている樹脂は堅いようで、それ以前のものは、アイロンで加熱するときれいに樹脂をはがしやすいらしい。

今回のFriio白、rev6aの基板表は次のようなもの。
DSC01432.JPG

ちなみに、PCに接続してみると、お見事チューナー部が復活していた。ただし、ICカードリーダー部は復活していない。Friioのカードリーダーは安定しないことが多いようで、元から別のカードリーダーを使っていたので問題はない。もし単体で使う場合も、Friioの製造元(台湾)がB-CASカードをインターネットを経由して共有して使えるサービスをしているので問題はほとんどない。

しかし何で動作がおかしいFriioの樹脂を取り除くと、復活するのだろう。思われることは

1)樹脂が硬化するときに、部品を引っ張り、それが半田割れを起こす。
2)樹脂が湿気を含み動作不良を起こす。

アイロンで加熱することで、1)の半田割れが直るということも考えたが、アイロン程度の温度では半田が溶けることもないだろう。いずれにしても樹脂で固めてあることが故障原因にはなっているだろう。もしFriioの製造元に修理を依頼すると、実質交換で8000円、台湾からの送料も含めると1万円程度。でも樹脂で固めているためいずれ故障が起こる可能性は大なのである。

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Last updated  2011.06.21 20:26:41
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