カテゴリ:カーオーディオ
■今までのカーオーディオへの不満
私の平成4年型JA11型ジムニーは、国内初のMP3再生機能を持ったKENWOODのカーオーディオ「Z919」を使用、2000年当時定価が6万円程度した。 CDに書き込んだMP3のみの再生では物足りない。スマートフォンからの音楽や音声を再生するにも、オーディオ入力端子がなく、FMトランスミッターでは雑音が入り、音質も良くない。それで、新しいものを探す。 ■最新のカーオーディオは安価で高性能 各種音楽データを再生でき、USBポートやオーディオ入力端子を備え、iPodやiPhoneなども接続してコントロールできるというのが当たり前。売れ筋は販売価格が1万円半ば。 次の3つが候補に。 ・ケンウッド「U565SD」 16000円程度から。MP3/WMA/AAC対応。SDカードを内蔵して再生も可。日本語表示可。 ・パイオニア「DEH-P760」 14000円程度から。WMA/MP3/AAC/WAV対応。リモコン付属。日本語表示可。 ・「DVH-P560」 17000円程度から。リモコン付属。音楽以外に動画も再生可。日本語表示不可。 DVD,DVD-R/RW DVD-R/RW ビデオモード/VRモード DVD-ROMフォーマット WMA/MP3/AAC/DivXR CD,CD-R/RW CD-ROMフォーマット WMA/MP3/AAC/JPEG/DivXR USB USBフォーマット WMA/MP3/AAC/JPEG 最終的にDEH-P760に決定。 ■パイオニアDEH-P760の取り付け ・DEH-P760の到着 金曜日に注文、15000円弱で送料込。日曜日の午後に到着、早速取り付ける。 ・ハーネスについて カーオーディオの配線は、拡張用も含めて多くのコードが出ているが、実際には以下だけで十分。 バッテリー電源 アクセサリー電源 アース フロント右スピーカー+/- フロント左スピーカー+/- アンテナ 純正のオーディオ機器から、後付けオーディオ機器を取り付けには、変換ハーネスが必要。元から付いていたカーオーディオを取り外したとき、配線に必要な線がでていて、以前Z919を取り付け時にそのまま利用、今回のDEH-P760でも使えた。 ジムニーの電源に関する情報はココ。 ・取り付け金具 元からついていたカーオーディオが取り付けられていた金具は、そのままZ919に使え、今回のDEH-P760でも流用できた。 ・カーオーディオの取り外し DEH-P760を取り付けるために、今まで使っていたZ919を取り外す。 (DEH-P760を取り付けたときの写真を逆に示す) 取り付けられているカーオーディオ本体、その下の奥をのぞくと、本体を固定している「黒いビス」が見えるので、取り外す。以前取り付けたときは、カーオーディオのアース線もいっしょに共締めしていた。 すると、本体がダッシュボードの手前に引き抜ける。後ろにハーネスがあり、これを配線を取り外す。これで本体は完全に取り外せる。 本体後ろには、本体を自動車に固定していたL型の金具がネジ止めされているので取り外す。この金具はDEH-P760の取り付け時にも使用する。これ以後の金具なども使う。 表から見ると、黒いプラスチックの枠が付いている。引っかかっているので、外側に広げるようにして取り外す。 本体周りの前側を覆う金具が付いている。前の側面左右に金属の爪があり、これを押し込むと移動するので後ろにスライドして取り外す。 本体左右の側面には、先の周りを覆う金具を固定するための金具がビスで取り付けられている。この左右の金具を取り外す。 ・取り付け 上記の逆である。写真をそのまま使うがあらためて書いてみよう。 本体左右の側面に、金具をネジ止めする。使うビスは付属のものを使うこと。 本体周りの前側を覆う金具を本体後ろから全面まで差し込む。先に取り付けた金具が爪となり、「カチッ」と固定される。 黒いプラスチックの枠を本体前面からはめ込む。 本体後ろには、本体を自動車に固定するL型の金具をネジ止めする。付属していたビスには、この取り付けに使う穴に合うものがなかったので、手持ちのビスを使用した。 次は付属の接続ケーブルを、自動車側のハーネスに配線する。 取り付け金具が付いた本体に接続ケーブルを差し込んで、ダッシュボードから押し込む。このとき、手探りでアンテナ線を本体のアンテナ端子に差し込む。 本体を奥まで押し込んで(ハーネスなどが引っかかると奥まで入らない)、黒いビスでネジ止めする。このとき付属の接続ケーブルのアース線もネジ止めする。 使わない線などを束ねて収納しておく。以上で取り付け完了。 ■DEH-P760を使う ・操作について DEH-P760は、ボタン類が少なくシンプル。ボタン類が少ないのは、「ロータリコマンダー」と呼ばれる大きな丸いつまみによってもたらされている。 「ロータリーコマンダー」は、1つのつまみにより、回すことで音量、上下左右に倒すことで再生する音楽やフォルダの選択、押し込むことで各種設定ができる。ラジオのときは選局等。最初は戸惑ったが、慣れると特にドライブ中には便利だと思える。しかし左右に傾けたつもりが、上下になったりと誤操作もしばしば起こす。 その他のボタンは大きいので間違って押すことも少ない。 不満な点は、ランダム再生にしているとき、操作して次の曲にするとランダムに飛ぶのではなく、本当に次の曲となる点。 ・音質について 騒音音が大きいジムニーでは、低音をブーストしないと迫力ある音にならない。ジムニーのスピーカーは、口径12cmの取り付け穴があるが、加工して口径16cmのものを取り付けてあり、低域はある程度延びる。 以前のZ919では、低音を強調すると不自然な音しか出なかった。DSEH-P760では、強調しても自然に低域まで延びているという感じに聞こえる。全領域の音質を調整したところ、同じMP3データなのに、非常に音が良く聞こえるというのは感動した。 ・表示について ブルーのボタン類のイルミネーションと合わせた表示パネル。日本語でフォルダや曲、放送局名が表示できる。しかしもう少し大きめの方が見やすい。 ・リモコンについて 小型のリモコンは非常にシンプルで、本体とほぼ同様の操作可能。ロータリーコマンダーは誤操作を起こすことがあるが、これなら確実に操作できる。 ・Galaxy S2と接続する フロントパネルには、USBポート、オーディオ入力端子がある。スマートフォン用のデータ通信充電に使えるUSBケーブル、両端がミニプラグのオーディオケーブル、共に100円ショップで購入したものを使い、Galaxy S2に接続。 Galaxy S2は、USBケーブルで接続すると、充電を開始した。充電端子として使えるのは素晴らしい。 そしてGalaxy S2をUSBストレージモードにすると、DEH-P760から認識されて、Galaxy S2の内部メモリーにアクセスできた。 ただし、音楽データは大量に入れてあるのだが、一部の音楽のみしかアクセスできない。またGalaxy S2には32GBのmicroSD入れてあるのだが、こちらにはアクセスできない。時間をかけて調べていないのでさらに追試予定。 外部オーディオ入力につないで音楽を聴くと、今までのFMトランスミッターとは異なり、ノイズがないし、何よりも音質が良い。 ・USBメモリーを接続する USBメモリーとして、100円ショップで購入できるSDカードリーダーに、32GBバイトのSDカードを入れて動作させてみた。このカードリーダーは32GBにも対応している。DEH-P760は、メモリーのフォーマット形式はFAT32に対応しているが、NTFSには非対応なので注意。 そしてUSBポートに接続すると、DEH-P760は自動的にUSB再生モードに切り替わり、USBメモリーにアクセスし始める。ファイルを選択すると音楽再生が始まる。自動車のキーを抜いて、次回再びキーを入れると、前に再生していた曲の続きが再生できる。USBメモリーを抜いて差し込んだときも同様。 USBメモリー、特にカードリーダーにSDカードを入れるとき、オーディオ入力端子がふさがってしまう。また相当飛び出るので、何かの拍子にUSBポートを壊してしまう可能性もある。現在はUSB延長ケーブルを使うことで、これらの問題を解決している。 ■まとめ DEH-P760は、以前のカーオーディオとは比較にならない低価格で高性能。音質も良い。USB機器が接続して聞けるので、以前のようにCD-Rに音楽データを入れて聞く必要もなくなった。ズバリ買って良かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.05.12 20:58:16
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