Jashi's ROOM

2015/06/16(火)21:09

不正B-CASカードへWOWOWが対策。しかし・・・

先日から私が過去に書いたB-CASカードに関する記事へのアクセスが多かった。その原因が不明だった。 web上で検索するとアクセス数が増えた原因がわかった。それは「WOWOWが不正B-CASカード受信不可」というもの。実際には2月10日に実施されたようたようで、不正B-CASであるBLACKCASや書き換えたB-CASなどのカード類、さらにはPC上で不正B-CASの動作をするsoftcasというソフトウェア、これらを使ってのWOWOW受信はできなくなるというもの。 今回のWOWOWの対策は成功したようで、多くの不正なB-CASカードなどによる受信はできなくなったと思われる。この成功で他の有料チャンネルも同様な規制をする可能性もある。 しかし、巨大掲示板である2ちゃんねるのいろいろなスレッド見ると解析も終わり、既存の不正B-CASカード書き換えツール、および書き換えツールをのソースを元にして作成されたsoftcasというPC上で不正B-CASと同じ動作をするソフトウェア、共にバイナリエディタを使用し同様な文字列を検索して一致した箇所を同じ文字列で何バイトかを書き換えるだけで、今回のWOWOWの対策に対抗できると思われる書き込みも見られる。 B-CASカード自体、書き換えられてしまうというバックドアのあるものも既に多数発行されており、それが不正受像の温床である。それらを回収しない限り今後の対応は難しいが、既に多数発行されたそのようなカード所有者に新たにバックドアのないカードを発行して交換することは実際のところコストの面で無理。softcasの場合はカード以前の問題ではあるが。 そのようなカードがある限り、不正B-CASカードへの規制が他のチャンネルで行われても、それに対応する方法が見つかり規制、そしてさらに対応方法が見つかる・・・そのイタチごっとになる可能性があるかもしれない。 本来なら別のシステムに切り替える必要があるが、既存の受像機が使えなくなるので難しいだろう。 ※2015.6.16追記 6月16日、午前0時からスターチャンネルとスカパーも不正B-CASカードで見えないようになったようで、いろいろなところに記事や投稿が目立つ。2月のWOWOW対応で、他のチャンネルでも対策されるのは時間の問題だと思われていたことが起こったのだ。 早くも今回の対策についても回避する方法が出ているようだ。しかし、今までに出回っている不正B-CASカードの多くは使えなくなったのは間違いなく、その点では今回の対策は成功しているだろう。

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