2016/02/24(水)01:49
IC-R6用クローニングケーブルを新たに製作
BAOFENGの安いトランシーバー用ケーブルを改造してIC-R6用のクローニングケーブルを作ったが記事を「広帯域受信機IC-R6用クローニングケーブルの製作と「LT-R6」というソフト」に書いた。
ところが使われているチップPL-2303というもので、Windows 7であったも使えたり使えなかったりする。インストールするデバイストライバー用のソフトウェアによってそうなることがあるようだ。
違うチップを使ったものでIC-R6用クローニングケーブルを製作する。
今回はSilicon Laboratories社の「CP2012」というチップを使ったUSB←→RS232Cのモジュールを購入した。eBayで「USB 2.0 To TTL UART STC Module Serial Converter CP2102 5pin Cables For ArduinoJB」というもので、購入時PayPalの手数料込みが送料込みで184円だった。
そして2週間ほど経過して中国から届いた。
TXDとRXDにジャンパーピンが挿入されているが、何でだろう?ケーブルが付属。
表側の右側にはヘッダーPINが出ており、そこにはTXDやRXD、GNDなどの信号が出ている。
使われているチップはSilicon Labs社のCP2102というもの。
裏側はパターンがあるのみである。
USB-UART変換モジュールを使ってIC-R6クローニングケーブルを作る。回路は前のものと同じ結線で行う。
配線は基板の裏側にケーブルを直に半田付け。
表側を見る。ヘッダーピンのところに収縮チューブをかぶせて収縮、さらに透明な収縮チューブをかぶせて収縮させる。これでしっかり固定されている。基板上を囲む透明な収縮チューブを使っている理由は、基板上に電源や通信LEDがあるため、これで動作確認することができるのだ。
できあがったもの。プラグはIC-R6のイヤホンジャックへ、ジャックは外部スピーカーへ、今回のモジュールはPCのUSBポートに接続できる。
実際の接続は以下のようになる。
Windows 7のPCでは、接続すると自動的にドライバーがインストールされて「Silicon Labs CP210X USB to UART Bridge(COM3)」として認識された。PL-2303というチップではうまくデバイスドライバーがインストールされないことがあったが、CP2102では自動的にインストールされるために楽である。
「LT-R6」というIC-R6用のクローニングソフトで使ってみたところ、非常に安定して使える。書き込みも問題なく行えた。