2016/09/09(金)21:24
違法B-CASカードへの対策が9月6日から実施
以前にBLACKCASというカードが台湾の業者が高価で販売していた。有料放送に契約しなくても見られるというもの。
2012年にB-CASカードを書き換えるツールが作られた関係で、接触型ICカードリーダーがあれば、それまでに流通していたB-CASカード(ただし古いものは対象外あり)を書き換え、有料放送を契約なしに契約しているかのように「タダ見」することが可能になった。その当時のB-CASカードにはバックドアがあって、それに書き換えることが可能であったのである。
B-CAS書き換えツールのソースコードは、謎の外国人(?)が暗号化して提供したのだが、パスワードがかかっており、最初はどのようなものかがわからなかった。そのパスワードがわかりソースコードが露呈、それによって実行ファイルが作られて、どのような働きをするのかが確認された。
それをベースにしてPCの特定の環境で使えるB-CASエミュレータとして作られたのが「softcas」というもの。
それに対応して暗号に関しての「kw」が昨年に変更されるということになった。
書き換えツールによるもの、およびそれを使った業者により発売されたカードへの対策である。しかしすぐさまB-CASカードおよびそのソースコードを使ったsoftcasも「新kw」へ対応策が各種掲示板で出てしまった・
そして9月6日からは、新たな「kw」による対策が行われた模様。それも新kwに相当するところを書き換えることで可能になったようだ。
バックドアを持った過去のB-CASカードが多数存在し、PC用のsoftcasがある限り、イタチごっとが続くのであろう。