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iClever ソーラーチャージャー 8000mAh内蔵について書いてみる。
■概要:ソーラーパネルとスマート機能付モバイルバッテリーが融合 2枚の折りたたみができる大きなソーラーパネルに8000mAhバッテリーが内蔵されたものである。モバイルバッテリーとして見ると大きいが、ソーラーパネルとしては一般的な大きさ。付属品はmicroUSBケーブル、説明書(日本語無し)。 3枚の折りたたみソーラーパネルは持っていて、モバイルバッテリーを充電するときは別に接続するのが面倒であるために頻繁に使っていないが、これは広げるだけで充電できるのは便利だ。 2枚のソーラーパネルを閉じて、止めるようになっているところに、バッテリー残量を示す4つのLED、2.4A出力のUSBポート(機器に応じた充電方法を選択するスマート機能あり)、ソーラーパネルの充電用microUSBポート、電源スイッチがある。通常はゴムのカバーで閉じられており、防水するようになっているが、電源ボタンを押してバッテリー残量のLEDの光を見られるようになっている。USBポートから外部の機器を充電するときや、このソーラーバッテリーをACアダプターで充電するときは、ゴムカバーを取り外す。 10000mAhのモバイルバッテリーで、充電は5V/2.1A、出力は2つのポートを合わせて最大3.4A。 iSmart急速充電機能があるため、機器に合わせて最大電流で充電できる。microUSBケーブルとポーチが付属、説明書は日本語である。 ソーラーパネルから充電するとき、電源ボタンを押さなくても機器を接続するためで出力されるようだ。 ■製品を調べる機器:PCで充放電状態を調べられる「EBD-USB+」を使用 充電状態、放電状態、出力電流を「EBD-USB+」(日本では未発売。海外通販で購入可能)というPCに接続してコントロールやモニターできる電子負荷装置を使い、このソーラーパネルを調べてみた。 グラフ化して状態を調べられ、mAhやWhの表記で示される。安価だがすばらしいものである。 ■モバイルバッテリーとしての出力:余裕の出力、保護回路もある 出力は最大2.4Aという表記だが、2.7A程度流したところで保護回路が働いてシャットダウンした。十分に2.4Aが取り出せるためタブレットでもにも使える。 ■充電:初期充電電流は多く、バッテリをいたわるように電流が下がる 充電は手元にあるACアダプターを使って行ったところ、2A程度の電流充電を開始、その後バッテリーをいたわるように電流が落ちてきて4時間20分ほどで充電が完了した。充電にかかった電力量は7567mAh/38.95Wh。 ■放電:効率はヘタな10000mAhよりも良い 放電は電子負荷装置を使って1Aの負荷を与え続けて調べた。5時間40分程度でシャットダウン、電力量は5739mAh/28.52Whとなった。これが実際に使える量で、使われているバッテリー8000mAhに対して72%、Wh表記では放電の28.52Whを充電の38.95Whで割ると効率は73%、いくつもモバイルバッテリーをテストしてヘタな10000mAhのモバイルバッテリーでは60%を切るものも多かったが、これは効率が良いのにビックリした。 ■ソーラーパネルでの充電:実質半日の充電でほぼ使える状態 目玉であるソーラーパネルでの充電を試した。朝8時から午後6時までパネルを開いて影にならない場所で充電したが、朝から雲一つないが若干もやがかかった天気、午後から曇ってきたので時間は長いが実質は半日程度。 それを電子負荷装置で1Aの負荷で放電し続けた。4950mAh/24.66Whの電力が取り出せた。ACアダプターで満充電にしたときに比べて、mAh表記とWh表記で86%もの充電ができてしまったのには驚いた。ソーラーパネルの効率が高いのだろう。 ■総合評価: この製品は、個人的な感想でなく、グラフや数値で検証してきた。調べてみると、高効率のソーラーパネル、内蔵されたバッテリーは8000mAhだが10000mAh程度モバイルバッテリーなみの出力であることが示された。 効率的なソーラーパネルとバッテリーが合体した製品で、手軽に実用的に使える製品に仕上がっている。おすすめである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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