SIMスロット付きネットブックで格安SIMを使う
■SIMスロット付きネットブックの中古昔から時々チェックしているAKIBA PC HOTLINE!で「SIMスロット搭載のネットブックが税込16,800円で特価販売中」というのを見かけたとき、すぐさま欲しい!と思った。その理由は、現在1000円以下で手に入る格安SIMを使おうと思ったからである。格安SIMはドコモの回線を使った者がほとんど、今回のネットブックは元はドコモで売られていたものなので、使えるはずである。中華製の安価なタブレットではSIMスロット付きので1万円を切る物も出ているが、タブレットは使いにくい。一昔流行ったネットブック、それはWindows 7 Starterならそれなりに使えるかもしれない。アマゾンにおいてもこの秋葉原の店「イオシス」が販売していた。アマゾンへのリンクは楽天ブログではアフィリエイトとしてはじかれるので、キーワードをあげる。・Acer Aspire one 532h-CBK123G (サファイアブラック) 【Atom/1GB/250GB/Win7】・Acer Aspire one 532h-CBW123G (パールシルバー) 【Atom/1GB/250GB/Win7】秋葉原店頭価格と同じ16800円だが、送料込みでも同じなのでお得。自分はサファイアブラックのモデルを購入。楽天市場でも「イオシス」がAcer Aspire one 532h-CBK123GとAcer Aspire one 532h-CBW123Gを販売していた。ただし、送料500円が別に必要。楽天市場のものはSIMスロットは明記されていないが、同じもの。■SIMスロット付きネットブックが到着そして2日後自宅に到着。丁寧な梱包で、ACアダプターが付属していた。我が家ではacerのノートPCはネットブックも含めて4台あるので、相互にACアダプターが使えるのでありがたい。ただし、1台は大型のものなので電源容量が大きいため、プラグは合うものの、ネットブックの電源が大型のものに使えるわけではない。パームレストの左側には、「3G」と光り輝くステッカーが貼られている。■SIMの入れ場所と、通信回線の切り替えSIMスロット付きとなっているが、周辺を見渡しても見当たらない。バッテリーを取り外してSIMスロットがやっと登場した。バッテリーを取り外して裏側にして、裏から向かって左側にあった。このSIMスロットは標準サイズのもの。micro SIMをアダプターに入れて標準サイズのSIMに変換して挿入した。SIM変換アダプターといっしょでは出し入れが少し堅い感じだ。[Fn]キー(ファンクションキー)と[F3]を押すことで、無線LANと3G(FOMA)回線を切り替えることができる。無線LANのみ、3G回線のみ、無線LANと3G、どちらもOFFなど。私が使ったSIMは、ドコモの一般的のものではなく、ドコモが切り売りしている格安SIMである「3枚で1155円の格安SIM「BB.exciteモバイルLTE」で月額維持費385円」。今ではタブレットやスマートフォンでよく使われる格安SIM、これがSIMスロット付きネットブックで使えるのかと思って購入したのである。SIMスロット付きタブレットは持っていないが、スマートフォンでは遅いがそれなりに使えている。このSIMスロット付きネットブックで使えれば操作性も良い。期待が膨らむ。■SIMの通信設定デスクトップには「ドコモ コネクションマネージャ」があるのでダブルクリック。「ドコモ コネクションマネージャ」が起動。「設定」項目があるのでクリック。その中の「接続先設定」を選ぶ。そこで「excite」の格安SIMの設定を新たに設定する。「アクセスポイントを新規に追加する」を選び、「次へ」をクリックする。次の項目にはexciteのSIM設定を入力する。APN名 :vmobile.jpユーザID :bb@excite.co.jpパスワード :exciteしかし認証タイプが見当たらない。「詳細設定」をクリックすると出てくる。認証タイプは「PAPまたはCHAP」と指定されているが、このままで大丈夫そうだ。さらに、Windows起動時にこの接続ツールを使うように設定しておくと便利かもしれない。また使ってみて、パケット通信料を頻繁に伝えてくるのも煩わしいので、次のように通信料金を伝えないようをしておくといい。結果的に、今は格安SIMで通信ができるが、当時は法外な料金が発生したのかとビックリしている。■SIMスロット付きネットブックで格安SIMを使う以上の設定で、起動時にドコモの切り売り格安SIMを使って、「ドコモコネクションマネージャ」が起動時に接続する設定をしておけば格安SIMを使ったドコモの回線に接続している。もしくは次のように待機しているので「接続」をクリックする。。そのとき、右下のタスクバーの無線LANのところをダブルクリックすると、無線LANではなく「DOCOMO」としてFOMA(3G)回線が接続されているのが確認できる。最大200kbpsで遅いが、今で言うところの光回線の存在である昔のISDN回線64KBPSの速度を知っている者にとって、思ったほど遅くはない。ただし、時々うまく使えないことがある。その時は先の[Fn]キー(ファンクションキー)と[F3]を押すことで「3G」と「無線LAN」を切り替えるか、再起動すると再び使えることがある。格安SIMがネットブックで使えるのは、私にとってはSIMスロット付きタブレットよりもうれしい。■このSIM付きネットブックのハードウェア変更このネットブック、無線LANは150MBpsのものが内蔵、また3G(FOMA)回線用のアダプタは中国のHUAWEI社のものが使われている。詳しくは以下のデバイスマネージャーの表示参照。無線LANは、2.4GHz帯専用で最大150Mbps、現在は当たり前の300Mbpsまでは達していない。背面の大きな蓋、3つのビスを取り去り、蓋を開けると、HDD、無線LANモジュール、3G回線モジュールが出てくる。無線LANモジュールは、インテルの6300AGNという、2.4/5GHz両用で最大450Mbps対応のものに入れ替えた。このモジュールにはアンテナが3本あれば最大450Mbpsの通信速度を出せるが、アンテナがこのネットブックには2本しかない。接続していない1本は、ルーターの近距離では電波をとらえて300Mbps以上出すことがある。基本的には300Mbps用として使えるように内蔵した。上部は元々入っていた150Mbpsの無線LANモジュール。隣には、3G回線モジュールがある。HUAWEI社のEM770Jというもの。無線LANとは独立したアンテナが2本ある。メモリーは1GBしかなく、動作が遅いので2GBのメモリーに交換した。背面の小さな蓋の下にメモリースロットがある。メモリーを増設して、Windowsエクスペリエンスインデックスが速くなったかと思ったが変わらなかった。ネットブックとしては標準的な値。しかし、メモリー増設により体感的な速度は確実に上がっている。Starterとは言え、Windows 7、最低は2GBは必要である。■SIMスロット付きネットブックのまとめネットブックも3つ目、今更と言われるかもしれないが、今回はSIMスロット付きなので格安SIMを入れて、外部で使うことができるものが入手できて非常に満足。今まで所有していたネットブックと比べると初めてのWindows 7版、性能的にはやはりネットブック、でも小型で安価なのが好きなところなのだ。