ありふれた生活

「好敵手」と言ってもささきいさおの歌ではない
ピンと来なかった方…
特に問題はないので気にしないで下さい

うちには小３と年長の息子がいる
この二人、最大の理解者であり、
かつ最大のライバル、「好敵手」である

彼らを端的にあらわすならば、
長男は「肉食動物」、次男は「草食動物」だ
食べ物の好みがそのまま性格に表れている

常に攻撃的な性格の長男に比べて、次男は平和主義
自ら攻撃することはない
だが、兄に対してだけは牙をむき出しにする

性格も趣味も違う二人であるが
運動能力だけは二人とも自信を持っている
特に、「俊足自慢」なのである

常に「花形」の兄の活躍を次男はずっと見てきた
そして、密かではあるが大きなライバル心を持って
先日幼稚園の運動会を迎えたのだ

次男はリレーの選手に選ばれアンカーだった
前の走者が転倒してしまい大きく引き離されて最下位に
あきらめムードで彼にバトンが渡される

そこからが凄かった
グングン前の走者との間隔をつめ観客を湧かせる走りを見せた
抜かすことはできなかったが、「あわや」というところまで
頑張ったのだ。。
その瞬間は確かに「ヒーロー」だった

これには、親も驚いた
体の小さい次男がここまでやるとは…

一番驚いたのは長男だった
心から「速いなぁ～」と驚いていた
そして、そんな弟を「誇らしげ」に応援していた
素直にエールをおくっていたのが微笑ましかった

運動会が終わって兄から弟に一言

「お前、凄く速かったな。。。俺の次にな」

兄の精一杯の褒め言葉に、とても嬉しそうな弟だった

「好敵手」の存在は、人生をより豊かにしてくれる
二人ともこれからどれだけの好敵手にめぐり合い
どれだけいい「戦い」をしてくれるのか

楽しみでもあり、不安でもある


そんな私の好敵手はあなたです


文句のあるヤツは出て来～い！！。。ビシッと謝るから。。