★ハワイで暮らす日々 BY CHIYO★

2004/05/19(水)17:15

中華が好きなピアニスト

今日はジョージア州から来ているピアニストとディナー。 年に1度の生徒達のオーディションの1日目がやっと終わる。 これは全米で行われているもので、いわゆるコンクールと違い、 一人一人がジャッジの先生の前で暗譜した10曲を弾き、 パスしたら賞状やピン、そしてレポートカードをもらえ 生徒も親も大喜び、というシステム。 ジャッジの先生は毎年変わるのだが、今年はなんと ジュリアード出身の現役ピアニストということで、 生徒も私も緊張していたのだった。 でも予想に反して(?)彼はとってもやさしい人だった。 採点に関しては、なかなか厳しかったけれど、 きちんと練習していた子には、すごくいいグレードとコメントが。 生徒達にとっては、とてもよい経験だったと思う。 全部終わってディナーは何がいいかきいたら、 チャイニーズと言われてけっこうびっくりした。 本土からのジャッジは、たいていパスタとか、 普通のアメリカンがお好みで、中にはライスを食べたことがない などという人もいたくらいだ。 でも彼は、昔から中華が大好きなのだそう。 ジャッジの先生をご案内したのは、ダウンタウンの リトル・ビレッジというチャイニーズ・レストラン。 ここはオリーブオイルを使った料理などもあり、 おいしいし、値段もそう高くないとあって、今日も混んでいた。 ジャッジの先生のお話はおもしろかった。 食べることが好きらしく、ニューヨークで食べた巨大なステーキ、 自分のおかあさんから伝授したレシピで作るアップルパイ、 感謝祭で焼くターキー、中国人の友達に招待されて 10皿の料理を5時間かけて食べた話などなど・・・。 もちろん、音楽の話もした。  ジョージアでは、パブリックラジオ(NHKのようなもの?)で、 よく彼の演奏がかかっているそうだ。 こんなピアニストに演奏を聞いてもらい、レポートカードを 書いてもらって私の生徒たちは、とてもラッキーだと思う。 ちなみに今日食べたのは、細い春巻き、特製チャーハン、 海老とくるみの揚げたの、スイートサワーチキン、 そしてデザートにマンゴープリン。 ジャッジの先生はおいしいおいしいと喜んでいたのでよかった。 これで日曜の2日目の生徒のオーディションの採点を 少し甘くしてもらえないかな・・・? などということを考えてはいけない! 明日から4日間、また生徒をビシビシ鍛えることにしよう。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る