奔るジャッドンたのうえ、追っかけ帳

2007/01/29(月)16:38

旭川へ

小話の大笑、大いに笑う(3)

10分ほど遅れて15時、旭川空港へ着いた。思ったより雪は少なかった。だがひっきりなしに牡丹雪が舞うその光景は、まさしく5年前にきた旭川であった。  靴に滑り止めの装置をつけ、鞄からマフラーを取り出し、タクシー乗り場へ。最初きたときは、ここですてんころりとコロンだものだが、やはり経験。目の前を歩く観光客が転ぶ姿に、昔の自分を重ねる。  タクシーの運転手さんに伺うと、やはり例年より極端に少ないとのこと。時間があるので、例の旭山動物園によろうと、お願いしたたが。この時期は16時が閉園ということで、あきらめる。    大学校へ着く。以前とは断然違う受付けの女性の対応の変わりように驚く。「タノウエ先生で、いらっしゃいますね。お待ち申し上げておりました。」。 まるで、ホテルだ。いあや、先生をつけてくれた分、ホテル以上だ。後ろを見ると、前川校長以下、3名の幹部が出迎え。校長自ら私の荷物を持ち、部屋へ案内する。  10年ぶりの前川さんは、依然とまったく変わらない。若さもそうだが、地位が上がっても人吉校時代そのまま。なんだか、10年前の夢の延長をみているような錯覚する。  どうやら、会議を中断して皆で出迎えしたみたい。  「今晩、ご予定なければ、どうですか」  予定あるわけない。あったとしても、願ってもないこと。二つ返事ではなく、臆面もなく一つ返事だ。そうした誘いかけが、前川さんらしく、うれしく、懐かしかった。  部屋に戻っても、約束の18時が待ち遠しく、そわそわしていた。

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