奔るジャッドンたのうえ、追っかけ帳

2014/10/11(土)06:52

予測法

信用、信頼の積み重ねの方は、その本人の死後も 後継者が創業者の思想を継続する限り、さらに積み重ねられる。 こうしたことが、長期戦略的にものを見る人には、 見えるが、短絡的、短期的指向者には見えないということ ではどうすればいいか。 やはり「おけいこ」だ。 財務諸表で言えば、 バランスシートの方に重きを置き、過去の10年ぐらい並べてみる。 で、どうするか。 そうした流れの中での経営者の意志、決断を、 イメージし再現してみるのである。 ここで売上が下がっているが、 それはどうした経営者の意志決定が起因したのだろうか、 といったように。 もちろん想像でいい。そのときの経営者のみになって、 その意志決定に至った思考プロセスを再現してみるのである。 財務諸表などではおもしろくない、と言う向きは 手始めに、小説でやってみよう。 1頁めくる前に、1頁呼ぶ度に、 1に、先をかってに想像してみる。 2-に、結末を予測してみる。 次に、同じことを、映画でやる。 また、将棋が好きな方なら、将棋はお勧めだ。 先を見る。相手の立場で考える。俯瞰的みる、 という感覚を身につけるには、 将棋はとても役立つと、実感している。 上に上げた例示での方法は、私がやって それをタノウエ脳力経営塾の塾生に試みてもらい さらに、私自身、こうしたことから身につけたお 一種の物差しとして、経営と経営者を見てきた。 要は、結果に一喜一憂と言うことではなく、 その結果から、その結果に至ったこれまでの数々の意志決定を できるだけ臨場感をもってよみがえらすことだ。 それにより、その結果に至った、 いわば思考プロセスの「くせ」を掴めるはずだ。 次に、その経営、その経営者の、今後に置き換えてみる。 この手法は、ものの見事に当たる、と断言できる。

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