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人生は10段変速の自転車みたいなもの

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2012/10/14
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カテゴリ:読書

「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の鼠三部作に続くプラス1の位置づけの長編小説です。主人公の「僕」と「羊男」。そして直接登場しないものの「鼠」の話題が出てくることからも三部作の続編です。

ものに実態と影があるように、人間にも顕在的な面と潜在的な面、光と影がある。光と影のバランスが大きく崩れると最後に自己崩壊にいたるのだ。これに関しては「僕」の友人で誰もが羨む俳優の五反田君が典型的な例として登場する。そして・・・。

ダンス3

「僕」は現実世界に踏みとどまろうとする。影の世界は今は最新のホテルに建て替わった昔の「いるかホテル」にあり、そこには羊男が住んでいる。そして、新旧のいるかホテル(ドルフィンホテル)はエレベーターで時々繋がる。

そして「僕」の現実世界の生に対する死の世界として、ハワイのダウンタウンにあるビルの1室と繋がる「死の部屋」がある。そこには6体の骸骨がある。
そのうち「僕」の身近で死んだ4体は見当がつくが、残りの1体は「僕」と同棲していた娼婦のキキの可能性が高い。でも本当にキキは殺されたのか?そして6体目の正体は姿を消した羊男なのだろうか?

いくつかの疑問を残しながら、いつもの様に読者に解釈を委ねたまま終わります。したがって、このブログでご紹介した内容は私の個人的な理解に基づくものであり違う意見の方も多いかと思います。

PS:村上さん今年のノーベル賞受賞は残念でした。来年こそ期待!



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Last updated  2012/10/14 09:45:03 PM
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