ルノ
仲間とルノワール展を見に美術館へ。元々は奈良に遠足に行こうと話していたのだけど、先週から既に天気予報が雨だったので、遠足は延期。代わりに、来週に行く予定だったルノワール展に行くことになりました。イマイチ会場位置が分からず、一応ポスターなどに『最寄り』と表示されている福島の駅に降り立ったワタクシたち。会場までは駅から結構歩かなければならない距離だった。そして、思った。全然最寄りじゃないし。家から自転車で行ける距離でした。まぁ、どの道この天気では自転車という手段は封じられているわけですけれど・・・。さて、ウキウキしながら入った館内、初めて見るルノワールの絵の印象は、『ポワポワ、フワフワ』です。笑館内の説明書きにあった通り、彼は印象派と言われる人で、ものを、輪郭ではなく色彩で捉えるそうだ。そのため、多くの絵画にははっきりとした輪郭線は描かれておらず、背景との境目が曖昧である。近くでジーっとみてると、よく分からないパレットを見てるみたいなんです。でも、少しずつ離れていくと、勝手に絵が浮かび上がって来るんです。面白い!仲間に、「ルノはそういうの分かって書いてたわけでしょ?凄くない?」と話すと、「スゴイ長い筆で書いてたか、スゴイ手が長かったかかな?笑」と言っていました。よくこういう絵画展に行くと、お客さんは熱心に顔を近づけてお勉強しているのだけど、コレに関しては、遠くで眺めた後に近くで見る方が、より面白いと思うのですね。例えば街の建物や行き交う人々を描いた絵画、白と黒の三角を組み合わせたチェスの駒みたいなフォルムのものが、離れて見ると、ドレスを着たレディーに見えるの。なんかすごい~。人の目の、「情報を勝手に補てんする機能」によってそう見えるのかなぁ・・・。さて、この上のところに載せてる絵は、『ブージヴァルのダンス』という絵。めちゃめちゃでっかくて、すごく華やかな絵です。この絵は、解説によると、「行楽地の危うさがうかがえる」絵だそうで、私は仲間とこの絵をかなり長い時間ジロジロやらしい目で見て、アレコレ意見交換。笑女性の左薬指には指輪、男性にはそれが無い。女性は既婚女性で、男性はたまたま旅先で出会ったのか、はたまたただのカップルなのか?帽子に隠れた男性の顔が、確実にイケメンを想像してしまう。「今日は帰んな」的なことこの後言われるのかなぁ。。。。真面目な人がコレ見たら激怒しそうだな。所詮は素人なので、ご勘弁を。美術館はいぃなぁ。刺激を貰える。私は絵は下手だが幼少の頃から絵の具遊びが好きで、絵を見るのも好きなのです。ルノの絵の色合いはとても魅力的でした。