2008/04/26(土)13:20
642枚目!(The Stylistics)
The Stylistics “The Stylistics” 1994年(オリジナルは1972年) Amherst R. USA盤
ジャケット:秋の草原。アナログLP写真に比べちょっと赤みがかかったように感じますがなにせ36年前に発表されたAlbumですから少々の色あせというか増色?も、しょうがないのかなという感じもします。
さて、このCDですがようやくUSA盤にたどり着くことができました。
1972年に発表されて当事輸入盤を購入するということも頭になく、その後安価な輸入盤の購入に始まり、微妙な音質の相違に気がついてから基本はUSA盤になったのですが、このAlbumに限っては私自身にはもうUSA盤は縁がないものと思っていました。
昨日たまたま仕事場から運動不足を補うべく歩いて名古屋・栄まで行ったところ突然自然をもよおし、トイレめがけパルコに突撃!すっきりした後そのあとTowerに寄ったところ私にとって衝撃な場面でした!ありました!USA盤。で、即購入。もちろん意外と安価で1,775円也。
輸入盤の場合目にした時に購入しないともう入荷しない場合もあって即買いが基本です。(笑い!だからお小遣いがあっという間に無くなっちゃうんです。)
日本盤LPの購入、その後日本盤の世界初と銘打たれた再発CDまではよかったのですが音質が悪すぎ、このあとUSA盤のBest盤を何枚か購入するのですが、USA盤が出るか!?出ろ!と待ち望んでましたが出なかったですね。以前からなにかすきっとするものが無く現在に至りましたがようやくひとつの結末を迎えたような気がします。
もちろんこのCD発売当事のAVCO Recordじゃなく版権を購入したのでしょうかAmherst Recordから出ていて、なんと!中ジャケにDIGITALLY REMASTERED 24 BITの印刷が、もうCD冥利につきますね。
この作品は当時日本では邦題として「スタイリスティックス登場!」でたしか発売されました。(!がちょっと不安。)Philadelphia Soulの一角を演じていましたが私的にはBest3に入るArtistsのひとつです。
相当前になりますが254枚目!紹介していますが、いまいちど見直してみましたがたいした感想書いてませんね。ま、いいか。
ここからは以前の焼き直しです。少々加筆(太字)してますご了承ください。
私が生まれて始めて購入したLPです。それなりに思いのこもったAlbumです。
122枚目!で紹介したStylistics“The Greatest Hits Of The Stylistics”のThe Stylisticsのデビュー盤です。
このLPの購入のきっかけは、A-3の“Betcha By Golly, Wow”がHit-Chartを上がってきて、大げさですが、今まで聴いてきた音楽のジャンルの日本で言う歌謡曲、民謡、演歌、童謡、フォークソングやクラッシックなどと異にしていたこと。
Rock、R&R、Countryなどもありましたが、Soulには、それまでのジャンルには無いもの感じました。
もちろんHit-Chartですからいろんなジャンルの曲が氾濫していて、R&B (Rhythm & Blues)、Soulもそのひとつでした。Soulって聴けば聴くほど味が出てきます。くるんですね。そして飽きないのです。ですから今でもゆったりと聴くことができる理由のひとつなんですね。
で、今に至っているわけで、最終的にPrinceに落ち着いているわけですが、うーん、いまはじっくり聴いていませんが、昔を懐かしんで聴いていると言うところでしょうか。
肝心の曲です、A-1“Stop、Look、Listen(to your heart)”は、A-3よりも少し前にHitしました。Falsetto VoiceとBack-Vocalがうまい具合に交差というか、大げさですが融合しています。そしてたんたんと唄われているのですが、決して起伏のある曲ではありませんがなにか違います。
A-3の“Betcha By Golly, Wow”この曲はBillboardのChartでは1位になりませんでしたが、よく考えてみるとアメリカって、52州あるんですね、ですからTop10に入ればどこかの州で必ずNo.1になっていると考えられるのです。No.1に必ずしもならなくっても十分大Hitなのです。
このHitのあと、FEN(Far East Net-Work)のAmerican Top 40を探し当て、この番組を中波(810Kc)、短波(3.91Mc)で本放送、再放送、ラジオ関東と多いときは土曜、日曜で都合3回くらい聴いていました。
B-1、“You Are Everything”これも聴いたときになんてたんたんと歌われているんだろう、って思いました。その後Dianna Rossも取り上げMarvin GayeとDuet作品を作り上げていますね。うーん、Tom Bell恐るべし!いい曲を作っていますね。
B-2“People Make The World Go Round”これ好きです。6分26秒の大作です。USAでは、Single-Cutされ、Pt.1としてHit-Chartに登場してきました。
ジャケットの裏をみたところ、MFSBのメンバーであるVince MontanaがPercussion、DramにEarl Young、Horn SectionのAlto & FluteでJack Faithが参加しているじゃありませんか、ちょっとすごいメンバーでびっくりしました。もうこのときからそのラインが引かれていたんですね。Philadelphia Sound バンザイ!
B-4“If I Love You”唯一と言って良いでしょう。割合と声を張り上げています。2分05秒の短い曲ですが、インパクトあります。
このグループがSoulを牽引したというのはちょっと大げさですが、R&BがSoul、Black Contemporary、Rapに引き継がれて今に至って残っている理由のひとつなんでしょうね。
なかなかUSA盤のオリジナルに遭遇しません。日本盤ですのでスピーカーの奥から聴こえてくる音じゃなくってスピーカーから飛び出してくる音で聴きたいなー。USEDをさがすとしますか。
追加です!A-3の“Betcha By Golly, Wow”は、殿下(Prince)も取り上げてHitしています。
Percussionをはじめ24Bit Digital Remasterdされていて本当に楽器ひとつひとつが生き生きしています。36年を経過し古めかしい(当事でも古く感じていましたが・・)曲もありますがPhiladelphia Soundの手始めとして聴くにはぴったりの1枚です。うーん、あとはO’Jaysがお勧めかな。
お気に入り度:8.8
参考です。アナログLPのジャケットです。ちょっぴりちがいますね。