奥只見ダム 竣工1961
奥只見湖、銀山湖とも言うらしい。国道352号線の湖を見下ろすところに、銀山供養塔があった。坑口跡も下にあるらしい。この一帯の銀の採掘は17世紀からあったらしい。 銀山平から奥只見シルバーラインでダムに行けるが、トンネルは18キロに及び、最終地は直角に曲がる出口で視界が開け、ダム域にでれた。暗く水が滴る長い直線の先のカーブ警告の大きな赤色点滅の中を幾度となく、30分ほど、道幅誘導の反射光を目安に走り続けていると、異次元に入り込むかのようだった。大型重機も通ったであろうダム建設資材搬入路の迫力に、吉村昭の高熱隧道を思いだした。半世紀以上も前の偉業に日本の飛躍的発展の起点を思う。パノラマ写真