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Comments

araiguma@ Re[1]:備中国分寺 総社市 2019.10(10/20) New! うしまるさんへ  五重塔にも造詣が深い!…
うしまる@ Re:備中国分寺 総社市 2019.10(10/20) New! 日本国内に現存する五重の塔が80以上 その…
araiguma@ Re[1]:桃太郎温泉 貸切風呂 岡山市 2019.10(10/19) kiki ☆さんへ ブログ、拝見してます。台…
kiki ☆@ Re:桃太郎温泉 貸切風呂 岡山市 2019.10(10/19) 岡山もいいですね^_^ 高速使って片道7時間…
araiguma@ Re[1]:吹屋 銅山と弁柄の産業盛衰史(10/16) うしまるさんへ  おっしゃるとおりの登…
うしまる@ Re:吹屋 銅山と弁柄の産業盛衰史(10/16) 高梁市の山の中に、突如現れる赤い町並み…
araiguma321@ Re[1]:Zopf カレーパン 2019.9(09/23) ちゃげきさんへ 盛岡の様子、いつも拝見…
ちゃげき@ Re:Zopf カレーパン 2019.9(09/23) これは絶対食べてみたいですね。
Oct 5, 2014
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テーマ:私の図書(48)
カテゴリ:
白い航跡 吉村昭 1991年

 薩摩の進取の気性、武士の魂、開明な藩運営が維新と近代化を推進した好例として、英国式医療を日本に発展定着させる様子が描かれます。薩英戦争、戊辰戦争、日清戦争、日露戦争を試練に陸軍の独式医療と海軍の英国式医療が脚気への対応で対立し、及ぼした結果に悲劇的差が生じたことが明らかにされています。
 
 日清戦争 陸軍 戦死・戦傷死者 1270人 脚気死亡者  3944人
      海軍                     1人
                       動員兵員数3096人

 日露戦争 陸軍        47000人       27000人
      海軍                     0人

 東大医学部はドイツ医学派で陸軍医局もその学理の先兵で、海軍の採用する英国式臨床中心の医学とは対立的であったそうです。森林太郎(鴎外)は27才の新進気鋭のドイツ留学組として陸軍医務の理論的柱となり、陸軍の兵員食は白米とし、脚気は細菌によるもので食物栄養によるものとする海軍の麦飯、パンの洋食を科学的に誤っていると厳しく糾弾したようです。
 海軍の麦飯、洋食を発案推進した高木兼寛は森より一回り以上年上で、大工の息子として生まれながら聡明なことから藩での教育機会を得て英国式医科の研鑽を摘んでゆきます。このくだりは、吉村の晩年作「暁の旅人」の松本良順が思いだされます。松本良順は、初代の陸軍軍医総監になりましたが、森鴎外もこの職に就き、高木兼寛も海軍軍医総監までのぼりつめています。
 高木兼寛が食事による脚気撲滅にたどりつくまでの、実験、実証遠洋航海を成し遂げる気迫は、学理のためでなく医療のためであったと感じます。陸軍各駐屯地では、森らの上層部からの指示に抗い麦飯を導入して脚気を撲滅していたにも関わらず、日露戦争出征時はこれを禁じ白米食とさせた陸軍軍医上層部のかたくなさは、何によるものであったのでしょうか。まさに横暴な学理であります。






Last updated  Apr 11, 2015 06:26:21 PM
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