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ふしぎな国道 佐藤健太郎 2014年
「道」への造詣がいかんなく発揮された国道マニアによる探求紹介本。内容が内容だけに読みこたえられるものか懸念がありましたが、筆致の軽快さ、潔さ、話材転換ぐあい・テンポ、新鮮な意味解釈など、按配よくて思いのほか門外漢でも楽しめました。
日本の国の道が日本の半世紀の道のり・事情を体現しているのがよくわかります。国道の現状、管理実態の「ふしぎさ」は日本のなせる業であるようでよく腑に落ちました。通りすがりの者には無色で希薄なイメージの道ですが、実は地方色、歴史色が詰まっているのに気づかされます。
新道と旧道の行政的意味合いがあり、旧道は格下げされたものであること、そこには、新道の便利さと引き換えに昔の道と生活がすたれること、道づくりはこうした歴史を辿っているようです。マニアにとっては廃れる風景への郷愁ともなるようです。
昔、市町村は12000あり、それぞれが道を保全していたそうですが、非効率でも道を大事に使っていたのかもとも思ったりしましたが、現在459ある国道は、飽和に達し、増加は見込めず、保全が中心となるそうで、今後は本当に大事に使わないといけない時代のようです。
真剣で精緻で不思議なマニアの視点がよくわかりまして、「酷道」「険道」は避けますが、いくつか行ってみたくもなりました。辿った道の先にまもりたい好きな道がみつかる気がしてきます。ふしぎな本でした。
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Last updated
Nov 19, 2014 11:02:43 AM
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