雨上がり 真潮
昨日の雨は予報より早く、真夜中には止んでくれました。 おかげで、熊野市内はさほどの被害も無く済んだようです。 写真は今朝の木本沖です。 少し分かりにくいですが、高いところも無いので堤防から撮っています。 向こうの方は青い海で、手前は井戸川から出てくる土色の濁った水です。 井戸川河口カルバートを出ると泥水は左方向に進みながら沖に拡散します。 これはここの浜を洗い海水が、黒潮の流れの通り南から北(右から左)に流れているからです。 この流れ方は「真潮」です。 たまに、黒潮から別れた流れが猪ノ鼻の岬にぶつかって、この浜の所を逆流することもあります。 それを「逆潮」と言うのかな? その状態だと黒潮に乗る魚はぐるりと岸の方に回させると言うことも起きえます。 そんなに大きな海流にはなりませんが泳ぐ時などは勝手が違います。 今日は通常状態なので、有馬の方は綺麗な海なのに、木本から泊沖に掛けては黄河が流れ込んだらこうなるだろうというような「黄海」状態です。 これでは魚は捕れないでしょうね。 川から海に養分が出るのでプランクトンが増えて魚が増えると言いますが、この泥水ではねえ・・・ 下手するとこの後に「赤潮」が発生したり・・・ 自然界は微妙です。 この泥水は12号台風水害から災害復旧工事で河川がまだまだいじられているし、山腹も落ち着いていないので雨のたびにこうなります。 井戸川が落ち着くまでは工事が終わっても十年単位で長い時間が要るでしょうね。 自然の破壊力はすごいです。 治癒力もあるのですが、自然治癒では人間には具合が悪いのです。 無理矢理治すので又やられる・・・ 賽の河原よりはましなのでしょうけどね。 鬼の代わりに台風とかが作った物を壊して行きます。 人気ブログランキングへ ↑↑↑ 一日一回ポチッと押してください↑↑↑