JE2LUZ・熊野

　天下り・・・

　さすがに、選挙が近いので連立与党の片割れも、年末のドサクサに官僚が書いた政令を無効にするように総理に申し込んだようですが…
　総理は官僚や財界の味方ですからねえ…

　表に出ない…
　予算も審議の対象にならない、特別会計と外郭団体…
　行政改革で『独立行政法人』などという、以前よりももっとアンタッチャブルな組織に進化させてありますし…

　マスコミも国の恥にはやさしいですから、ほんのさわりしか書きませんが、この国の実態は後進国でよく起きている汚職よりうんと大きくなっているような感じ9もします。
　後進国などでは大統領一族などが国家予算を食い物にした事件が時々報じられます。
　政権が変るたびにそれの繰り返しをしている国もあります。
　しかし…
　わが国では本当の政権交代などありませんし、交代しても、世界に冠たる『官僚体制』は揺るぎません。
　太平洋戦争に負けたときもひっくり返るほどは公務員の世界は変らなかった感じですからね。
　こうして積み上げてきた、「大統領一族」ならぬ、「官僚一家」による国家予算の取り込みシステムは肥大化する一方でしょう。

　最近、景気対策？ばら撒き？馬鹿政策？…の『高速道路料金の割引』も、私のような田舎者にはほとんど縁の無い物です。
　高速道路はないし…（欲しくも無いけど…）高速道路区間に入っても極力一般道路を走るし…
　でも、時間と距離によってはのりたい時もあります。
　しかし、この『割引制度』は『ETC』が付いていないと適用されないのです。
　何も、料金所でも安い料金を受け取ればよいだけなのにねえ…

　この影にもどう見ても『天下り族』の力が働いているようですね。
　『ETCシステム』を統括する組織もそうした組織のはずですからね。
　何もしないで稼げる『ETC』本体よりももっと進んだシステムを作ってあるはずです。
　出勤しなくても報酬が出て、二年も勤めれば退職金が千万単位とかね。

　文句を言っても。私には『ゲバラ』のように革命を起こすほどのカリスマ性も無し…
　あまり使わないとは思いますが、『ETC端末』を取り付けることにしました。
　取付け工事は頼まなくても出来る程度の物ですからね。

　と、言うことで、まんまと天下り族の術中に落ちてしまいます。

　
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