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JE2LUZ・熊野

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2017/01/12
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カテゴリ:混在
気になら無い人にはなんてことない光景なんですが・・・
 国道42号線鬼ヶ城トンネルを抜け、七里御浜が見えるとすぐに、堤防の外に小さな「干物干場」が見えるのです。
 冬場の間だけ出現するものです。
 目的は「サイレの丸干し」を天日干しするためです。
 このシーズンも12月に加工業者さんによって建てられました。
 そして、ほぼ一ヶ月・・・
 最盛期のはずなのですが、なんと、一回も使われて居ないのです。
 年末年始の土産物としての需要の最盛期にも稼働しませんでした。
 なにしろ、一匹も捕れないという状況なんです。
 海水温の上昇や黒潮の流れなど色んな条件があるのでしょうが、全く姿が見えないようです。

 熊野市にとって「材木」「御浜小石」「けんち石」などの産品が駄目になって居る現状では「さいれ」は数少ない特産品なのです。
 「さいれ」は鮮魚の中では地元加工が多い魚です。
 捕れないと言うことは、漁師さんだけではなく、干物屋さん寿司屋さんまで商売にならないのです。
 昔ほど「サイレが無いと困る家庭」は減って居ますが、私たちの食卓から「サイレの寿司」「サイレの丸干し」が消えて居ます。
 この状況で、加工屋さんの廃業にまで進んでしまうと大きな打撃になるのです。
 働く人も高齢者が多いですから、今のパートの仕事が減るだけでは済まなくなるのでは無いでしょうか?
 「衛生管理型加工場」などには補助金は入るけど・・・
 個々の業者さんの声が届くような制度は無いでしょう。
 熊野の基盤産業というとらえ方で考えないといけないでしょうね。

 これが一年前2016年1月20日の干場です。
 見事な丸干しの暖簾が毎日見られたのです。
 これ位加工しないといけない大衆向けの丸干しなのに・・・
 こんな状況では私の言う、よその「牡蠣小屋」のような「干物小屋」をやれとは言えませんね。

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最終更新日  2017/01/12 07:00:12 AM
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