2020/09/09(水)06:00
農業用水 平溝 3 子供の遊び場
平溝は写真でも見られるように小さな農業用水です。
そして、通学路に沿って走っています。
狭くて浅い用水ですから、小学生低学年でも怖くありませんでした。
それに、川まで下りて行かなくても水辺で遊べますしね。
半年間は水がありましたしね。
「葉っぱ流し」を下校時にはやりました。
気が向けばそばに生えている笹で「笹舟」を作りました。
ちゃんとした船と帆掛け船風のとありましたが、帆掛け船タイプはすぐに転けちゃうので・・・
船より「葉っぱ」の方が早かったです。
茶の木の葉っぱ、ゴンパチの葉、ヨモギの葉、ゼンマイの葉・・・お気に入りを浮かべて流しました。
浮かぶ葉っぱ。半分沈む葉っぱ・・・
流れが急流だったり穏やかだったり、岸に草があったり・・・
100mあまりでも随分変化がありました。
一人の時にもやってましたからね。
「魚獲り」
狭い溝だから簡単にできました。
それに、流れが速いので魚の姿がよく見えないので面白かったですね。
一尺くらいの「たま」をもって、溝をふさぎます。
両手両足を使って魚の抜け道をふさぎます。
そして、上流からもう一人が足で溝をかき混ぜて魚を追います。
魚が逃げ下って網にかかると「ガクン」て手応えがあります。
取り入れ口から下ってきたのが多かったようですが、ウグイ・ハヤ・・・滅多に居ないけどアメノウオまで居ました。
捕った魚はハヤは猫の餌・ウグイは焼いておいて天ぷらに・・・
そして、水を切る日には「魚ひろい」です。
結構居ましたね。
2日目は「鰻つかみ」でした。
鰻は1日目には穴から出ないことが多かったですね。
今の用水と違い、岩で側壁を作った場所もありましたから、大きな魚や鰻はその中に潜んでいましたからね。
と言っても、短くて小さな用水路ですから、鰻は二年に1回くらいだったかなあ?
平溝は「ドジョウ」は少なかったです。
「ゴジナ獲り」
ゴジナは「かわにな」です、
今では「蛍の餌」ですね。
小阪には「淵」がないので「たにし」は獲れません・
と言うことで、「ゴジナ」を獲りました。
当時はごじゃごじゃ居ました・
溝の壁の石にぎっしり付いていましたから、一杯獲れました。
これはおやつ代わりに塩茹でにしました。
苦くてそんなにうまくはなかったですね。
ゴジナが減って、蛍が居なくなりました。
私が「ゴジナ」を食べたからではありませんよ。
秋になり水が切れると、「イナゴ獲り」でしたね。
竹串を作って串刺しにし、砂糖醤油を付けて炭火焼き・・・
今なら高級料亭の珍味ですね・
これはうまかったです。
でも、農薬でイナゴが減る時代ですから怖い食べ物亥だったのですね。
そんなの食って育ったのですからねえ・・・
おやつにチョコレートという時代ではありませんでした。
それでも私は恵まれていたのですけどね。
「砂糖が家にあった」のですから・・・
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